第二喜多乃湯
銭湯 - 東京都 東久留米市
銭湯 - 東京都 東久留米市
常連さんが経営しているお蕎麦屋さんで年越し蕎麦を受け取ってから第二喜多の湯へ。年内の汚れは年内に、サウナの中で紅白でも観ましょうかと夕飯をかっ喰らい向かうと駐車場がほぼ満車だった。去年か一昨年はガラガラだった記憶があったので驚いて中に入るとロビーでは宴会の真っ最中だった。真っ赤っかの常連さんが10人ほど集まり観てるテレビはスポーツ王、紅白に興味が無いらしい。
脱衣場に入ると最近お会いしていなかった方ばかり、最近来ないじゃんねー引っ越したかと思ったよ、と声をかけられ、ついでに年の瀬の挨拶をする。
浴室は9割は常連さんだった、四方八方に挨拶をしつついつも通り身体を清めてサウナ室へ。しかし予想外に放映されていたのは孤独のグルメだった。チャンネル変更を申し出ようとしたが、やはり大人気ドラマは面白い。寒い大晦日の放映に沖縄でステーキを食す五郎ちゃんが映る。こんがり焼けたステーキがナイフで切り分け口に運ばれる度に常連さんの喉が鳴る。私は先ほど食べたサシたっぷりのステーキ丼を思い出して、胃もたれに苦しんでいた。
サウナの後は必ず立ちシャワーで水を浴びる。水風呂以上に冷えているように感じて最高に気持ち良い。髪の間から水風呂を観察し、人が居なくなるタイミングを待つ。私より先に出た常連さんが出てサウナ室に動きがないことを確認して水風呂へ向かう。
ここの水風呂を知って6年くらいになるが、本当に素晴らしい水質だ。以前よりも蛇口の水量は減ったが、それでも十分すぎるオーバーフローだ。開店直後の古くから通う常連さんたちはかけ水をせずに飛び込むそうだが、先代の番台さんの時代は逆にかけ水がマナー違反のような時代もあったそうな。たとえ汗まみれの男が入った後でも気にせず飛び込めるほど、豊かな水量と良好な水質なのだとヌシの1人が教えてくれた。
来年はどんな年になるだろうか、良いことばかり起きれば良いがそうは行かないだろう。良いこと悪いこと普通なこと、それらがバラバラに生じることで波が起こり風が吹いて天地は色を変え人生は豊かになる。上り調子と下り調子は交互に来るものだ、どうしても辛い時は第二喜多乃湯に来て水の流れに身を任せて湯船で深呼吸でもしよう。
ありがとうございます😭
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