黒湯の温泉 ゆ〜シティー蒲田
銭湯 - 東京都 大田区
銭湯 - 東京都 大田区
水風呂に入った時、中学2年の夏休みを思い出した。
決して都会ではない田舎町で育った私は、夏になると近所の川へ遊泳をしていた。その川は基本的には遊泳禁止であったが中学生の私たちがルールを守るはずもなく、夏になると遊びに出かけていた。
しかし、その夏、中学2年の夏は少し違った。いつも向かう近所の川ではなくさらに上流へと向かったのだ。その日は生ぬるい暑さが辺りにたちこめ、少しやんちゃな友人に連れられ、必死に自転車を漕ぎながら上流へと向かった。
自転車を必死に漕いでいたため、気が付くと知らない場所へたどり着いており、道を外れて川辺へ連れられると、明らかに普段の川より強い流れと断崖絶壁が見えた。
ここが先輩の遊び場なんだといきがる友人。躊躇する私を尻目に次々に飛び込んで。友人は準備体操もままならない私を川岸へと連れていき、背中を押した。
ドボん。
凍てつく氷かと思う水が肌に突き刺さる。痛い…!そう思ったのは一瞬、薄緑に淀んだ川に飲み込まれると浮上するまでの間、感じていたのは水温の気持ちよさだった。恐怖心が一瞬で快楽へと変化するような心地よい水温に心が奪われ、その日は何度も飛び込みを繰り返した。
今日その時のことを思い出した。ここ、黒湯の温泉ゆ〜シティ蒲田の水風呂は、中学2年の川を思い出すような水温(23℃)であった。
めっちゃイイ話。 幸か不幸か、都心出身で、都心在住の自分には無い思い出。 共感したくて、これからゆ〜シティーに向かいます!
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