ログホテル ザ メープルロッジ
ホテル・旅館 - 北海道 岩見沢市
ホテル・旅館 - 北海道 岩見沢市
本日はここ、北海道サウナー憧れの地、長らく北海道ぶっちぎりNo.1の人気を博していたメイプルロッジへ行ってきた。
田舎に位置するここへ辿り着くまでには、ポプラ並木や咲き乱れる桜や、ドラマ北の国からを彷彿とさせる風景を四方に眺めながらのドライブを余儀なくされる。
それら絶景の全ては、これから僕を迎え入れてくれるメイプルロッジへの期待をいちいち裏切らず、そよ風や日光や何気ない緑の雑草でさえ期待を増大させた。
やがて視界に入る黒く巨大な、そして明らかにリゾート地を思わせる威風堂々とした姿は、僕の鼓動を否が応でも高鳴らせた。
全てが味のある木材で造られた施設の内部は天井が高く、ジャズピアノが響き渡っていた。僕の期待はピークに達した。日帰り入浴は800円だった。おいおい、いいのかよ、たった800円だぜ。僕は嬉しさのあまり自然と口角を上げた。
脱衣場へ一歩足を踏み入れると、綺麗ではあるが意外に狭く、ロッカーが30個しかなかった。壁には温泉の説明があり、毎分200リットル、14.4度の弱アルカリ低張性冷鉱泉と書かれていた。
颯爽と衣服を脱ぎ捨て、僕は小走りで温泉の扉を開けた。41度と42度の2つの小さめの内風呂があり、洗い場が6つしかない。露天風呂は故障中で、露天風呂の隣に岩風呂の形の水風呂があり、約14度と僕にとってはややぬるい。
奥にサウナがある。サウナは2重扉となっており、サ室の気温が下がらない工夫がなされている。80~84度のセルフロウリュのできるL字2段の山小屋のような雰囲気のあるサウナだ。サ室には窓があり、外の景色が眺望できる。これは珍しい。温度計、砂時計、12分計あり。
整い椅子は内風呂に肘掛けのある普通のが1台、外のスペースに肘掛けのある普通のが5台、肘掛けのない椅子が2台だ。サウナの聖地なら、アディロンダックチェアかインフィニティチェアは欲しいところだ。いたって普通のサウナだが、期待が大きすぎたせいで僕は意気消沈した。
本当にここがサウナー憧れの地なのだろうか。僕は見るからにサウナーの2人の若者達に声を掛けてみた。話してみると、若者達は北海道のサウナ施設を渡り歩いているのだという。
君達はここへはよく来るのかを尋ねると、若者達は2度目だと答えた。ここは北海道人気No.1の呼び声が高いが君達はそう思うかを尋ねると、答えはノーだった。
そんな中で3セットを完遂。帰り道、行きと同じはずの光輝いて見えていた全ての景色が、何の変哲もない田舎の風景に変わっていた。
男
そうなんですよ、もう妄想が一人歩きしてただけに……笑
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