サウナ&カプセルミナミ下北沢店
カプセルホテル - 東京都 世田谷区
カプセルホテル - 東京都 世田谷区
何かと騒がしい街下北沢。繁華街から少し離れたところにひっそりと佇むミナミ。外観から歴史が感じられ非常に味わい深い。
ミナミはオープンから30年以上経つ老舗らしい。東京には色んなサウナがあるが、あえてこの歴史ある施設を選んだ。平成を生きたサウナには強さを感じるからだ。
明日は表参道に用事があるため、宿泊で24時前後にチェックイン。週末なので宿泊者が結構いるのかなと予想していたが空いていた。一人になりたいときはここに来るのもいいかもしれない。無論、浴室もあまり人はいない。深夜だったためか脱衣所、浴室を含めても私一人しかいない瞬間があった。普段はわからないが静かなサウナが好みの人はここがぴったりだと思う。
浴室の構造は、長方形の浴槽・正方形の水風呂・二等辺三角形のような形のサウナ室・直列に並ぶ洗い場と非常にシンプルな作り。カプセルホテルなのでアメニティも充実している。
気になるサウナだが、一歩踏み入れた途端香ってくる昭和から平成初期の感じ。カラカラで高温、ストロングスタイルだ。温度計の針は100℃を超えたところを指していた。昔ながらのサウナには久しく入っていないのでノスタルジックな気持がこみ上げる。
サウナ室はTVつきで、一人テレビを見ていると「有田哲平とコスられない街」が流れており中目黒のサウナXX(エックス)がマグ万平さんに紹介されていた。もちろん狙って入ったわけではない。サウナに入っているとこういう偶然が起こる。何かの縁だ。今度はサウナXXにも行ってみよう。
水風呂は11,12度あたりを指していたが、体感は15,6度な気がする。サウナがストロングのため普段より温まりその分体感温度が高く感じられたのかもしれない。心地よかった。
まとめると「また来たい」と本気で思えるサウナだった。この施設は歴史がある分、老朽化も進んでいる。老朽化が進んだ施設が畳まれていく様子を近年私たちはよく見る。そして新たなサウナが誕生していく。ちょうど今はサウナ施設の新陳代謝の時なのかもしれない。だからこそ、こういう老舗にはたくさん行っておきたい。そこでできた素晴らしい思い出たちが、私たちを未来へと導いてくれる。
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