「田辺さんち」と言われる保養所へ。
サウナともスパとも名乗らず、「温熱保養所」と名乗る。1946年創業の保養所。

10時チェックイン
説明を受けながら、おもてなしの心をいただく。説明の中には道中や日々の労い、いたわりを感じる。

貴重品を預け、
まずは畳の部屋(休憩所)に毛布で自分の場所を作る。木の枕を使わせてもらう。やかんのお茶をもらえる。渋めの温かいお茶。

「これがうちのお風呂です」と説明されたものが写真の樽。バレルサウナではなく、縦の樽。
中は薬草の蒸気でむんむん。4人定員でみんな外向きで立って入る。予約制で、人数を管理してくれているので、待つということはない。扉を閉めると5分も入ってられないほどの蒸気。すぐ汗をかく。
水風呂はないのでシャワーの温度を下げて水浴びができる。
脱衣所の藤の椅子で座ると、中庭が見えるし空調も効いていて気持ち良い。
これを3セット繰り返し、先程の休憩室の自分の場所で休む。

本来はこの繰り返しだが、今日は「床蒸しコース」を奮発したので、休憩してると「床蒸しの準備ができました」と呼ばれる。
床蒸しは、木製のベットの真ん中に穴が空いていて、下から出る蒸気を、持ち上げた布団で閉じ込めるもの。これを90分だが、半分もしないうちに我慢できなくなり、毛布を取ったり上半身起こしたりしてみる。発汗がえげつない。簡単に脱水症状になれる。マジで水分と塩分を用意しすぎてもしすぎるとことはない。下半身だけは布団から出さずに90分。すんごいデトックス。
そのあと樽しても良いが、今日は体だけ洗って休憩室で泥のように寝転がる。

この休憩室がどえら落ち着くんだ。初めて来た感じがしない。なんだか慣れた親戚の家みたいな。

網戸の向こうにはまだ夏の空。簾越しの雲と扇風機の風。淹れてくれたやかんのお茶がちょうど冷めてて美味しい。

日本家屋を楽しむという目的でも来て良いと思った。日本人がどう夏の暑さと向き合ってきたかの知恵が所々に。部屋の隅には火鉢も。あー、そうか。床蒸しは冬には最高だろうな。

温→冷→休憩
のサウナーの流れのうち、「温」と「休憩」に特化した施設でした。温熱保養所だしね。

「気を付けてお出掛けください。」
と最後の最後まで優しい言葉をもらいました。

帰りはおちょぼ稲荷で、有名な金ピカの串カツ屋さん。ここは忙し過ぎていつも無愛想ですが、美味しいです。

ジッパー(ガーベラガーデン)さんの田辺温熱保養所のサ活写真
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