蒸博士

2024.11.24

1回目の訪問

洗練されたデザインと新しいスーパー銭湯の形を提案する施設として注目を集めている。オープンした日に行ったが従来のスーパー銭湯では、岩盤浴や漫画スペースが用意されることが一般的だが、同施設ではこれらを廃し、2階全体を混浴可能なサウナエリアとして設計。新しい試みが随所に見られる施設であった。

2階には複数のサウナやリラクゼーションゾーン、ドリンクバーが設けられており、その中心には「演むすび」という低温サウナが配置されている。この空間は、大人数でのパフォーマンス(ショーアウフグース?)観賞やイベント開催を想定した設計となっており、プロジェクターや広々としたスペースが特徴だ。サウナ両脇には「侘むすび」「枡むすび」というプライベート空間も用意されており、特別な観賞体験が可能な設計になっている。将来的にはウィスキングセッション用の専用サウナも稼働予定とのこと。また、スチームサウナではクローブの香りが漂い、上品で落ち着いた雰囲気を演出していた。

水風呂は混浴エリア、男性浴場ともに15度に設定され、非常に爽快感が得られた。1階の男性浴場では、自動ロウリュ機能付きのサウナに加え、広々とした外気浴スペースや露天風呂、あつ湯、炭酸泉が楽しめる構成となっている。特に新しい木材の香りが漂う空間デザインとサウナの作り込みに高い評価が集まるだろう。

一方で、施設設計や運営に関して改善が求められる点も多く見受けられた。

1階浴場内のサウナにテレビが設置されているが、リラックスやととのいを求める利用者には適していないとの印象を受けた。テレビは必要であれば食事エリアや2階の共有ラウンジスペースに設置するべきだろう。さらに、サウナや施設内で流れるBGMについても、統一感に欠ける選曲が目立った。中国風メロディーやR&B、ダサい癒し系の音楽、自然音などがエリアごとに異なり、静寂を好むサウナ利用者には不向きといえる。サウナは感覚が敏感になる場所であり、音響環境の見直しが急務である。

閉館時の音楽と飲食メニュー
閉館時には「蛍の光」の英語版が流れていたが、その歌詞内容が「ショッピングを楽しんでいただけましたか?」というもので、入浴施設に合っていなかった。施設独自のメロディーや、サウナや温泉にちなんだ楽曲を採用するなど、より洗練された演出が求められる。少なくとも入浴施設用のアナウンズが必要)また、飲食メニューについても改善の余地が大きい。「お湯むすび」という名称にちなみ、美味しいおむすびを提供するなどの工夫があれば、施設全体の魅力向上につながるだろう。

蒸博士さんの常総ONSEN&SAUNA お湯むすびのサ活写真
蒸博士さんの常総ONSEN&SAUNA お湯むすびのサ活写真
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