みどり湯
銭湯 - 東京都 西東京市
銭湯 - 東京都 西東京市
7月最初の日曜日は梅雨の晴れ間。
陽射しは夏だが、風が吹いて気持ちよい。
ひばりヶ丘まで自転車を漕ぎ、たまには気分を変えて、「みどり湯」さんへ。
入口に鎮座する木製の靴入れと鍵が、既にクラシックスタイル。
番台で支払いを済ませ、優しそうな親父さんから勾玉スタイルなサウナキーを受け取り、「雲海」と書かれた浴場へ。
入って直ぐに眼前に広がる富士山の壁画。
名峰が幽玄に雲海の中に佇む見事なペンキ絵だ。
厳かな気持ちで身体を清めてサ室へ。
ドアを開けると斜め前方で、Dramatic Baseball が展開中!
中々に絶妙な位置にテレビが設置。
必然的に奥に座ると音声のみを楽しむスタイル。僕っちはテレビッ子じゃないからモウマンタイ。
サウナストーブの挙動も絶妙で、時々寝てるんじゃないか?という感じで、ひっそりと静かにしている。
かと思えば、「ヤベッ!ワシ寝てたわ」と、目を覚ましていきおいガタガタ動き出すスタイル。
心の中で、「あのぉ、そろそろサ室あっためてもらってもいいスか?」とストーブ翁に話しかけ、のんびりセッションを満喫。
こちら水風呂も浸かった途端、ホッとするような、身体に優しい水質と水温。
ヌルいの一言で片付けるのは、身も蓋も無いでしょう。それは裏を返せば、いつまでも入っていられる水風呂という事。
大浴槽はグリーンのライトが湯船を照らして、さながら昭和純喫茶で味わうメロンクリームソーダの様相。
ただ、そこに浮かんでいるのはバニラでは無く、人生の大先輩なのだが。
浴場全体に漂よう何処かユルくレイジーな空気感。
悠久の時を刻むかの様な揺るぎないノンビリ感。
僕っちはその雰囲気に身を委ね、静かに浴槽に浸かる。
「・・・いっ!イテェ?!マジ痛ぇっ!」
そう電気風呂だ。コイツだけはノンビリしていなかった。
「ヘイホー、レッツゴー!何が悠久の時だバカ野郎。背後から撃ってやるぜ!こちとら待った無しだ!」
腑抜けた身体に雷電の如く駆け巡る衝撃。
電撃バップ!コレ絶対ヤバいヤツ!
ユルイ浴場と思いきや、唯一気炎を上げていた電気風呂にシビれますた。アンタ、多分西東京で最狂だよ。
みどり湯さん、ありがとうございました🙏
男
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