シッシー

2023.12.19

3回目の訪問

だいぶ精神的にダメージを受けることがあったので、そうだ、かるまるに泊まってサウナ漬けになろう、ちょっと贅沢だけどせっかくだからとウィスキングに初挑戦。
施術者はパリーシュク君塚さん、パリーシュクとはロシア語でウィスキングマスターのことだそうです。

サウナーにとっては薪ストーブはごちそうなわけですが、その薪ストーブのサ室一部屋を独占できる贅沢さ。
その部屋で横になって施術を受けます。
初めはヴィヒタで体に水滴をまくようなところから始まりましたが、遠く北欧の文化とか呪術的なものだと思うとやっぱり面白いなと思います。

施術の最初の方、顔のタオルで何かは分からなかったのですが、鐘のようなものが響いています。
その響きの度合い、ヴィヒタで体を撫でたり叩いたりするリズムも小気味よく、この人はとても音楽的な人だなあと思って施術を受けていました。

施術の中間辺りですっごく粘性のあるローションのような香りのよい液体を全身にかけられたのですが、それはヴィヒタを浸したさらさらの水らしく、温まった肌はそう感じるということで、人間の感覚の不思議さを感じました。
施術の真ん中辺りで水分休憩はさみつつ、パリーシュクさんのロウリューでサウナ室の温度がなだらかに上がっていく。
自分の心身の変化や心地よいと感じる感覚にサ室の温度が協調していくというのは、私にとって初めての体験だったので、サウナの理想とはもしかしたらこういうことなのかな。

アクリルアヴァントでいつもより長めに水に浸かったあと、露天ジャグジーで横になり、パリーシュクさんの腕に身を任せて浮かびます。
これがらせんを描きながらゆっくり下に沈んでいくような、不思議な身体の平衡感覚。
ちょっとヒートショックっぽいととのいのときに体験する世界が回る感じにも似ていますけど、そういう危険さと隣り合わせのものとは違う、ゆったりと身体が回っていく感覚。

露天ジャグジーの縁で大量の水を浴びたあと、インフィニティーチェアで休憩に入りました。
パリーシュクさんが実に柔らかく身体を保護するようにバスタオルで体を包んでくれます。
そこで起こったのがホワイトアウトとかヒートショックっぽいサウナトランスとは違う、ふうっと上気したような状態が長く持続する、絶妙で上質なととのいの時間。
今は終わって数時間経ったところですが、柔らかい余韻がずっと持続しているような感覚でが今も残っています。

それにしてもパリーシュクさん、施術同様なめらかでごつごつするところのない応対で、サービス業にとってはお手本となるような見事な接遇でした。
最高のホスピタリティー!
ありがとうございました!

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