【閉店】松の湯
銭湯 - 東京都 新宿区
銭湯 - 東京都 新宿区
最寄りにして最も好きなサウナ、もとい銭湯があと1週間で閉店してしまうということで、行ってきた。土日で、かつ閉店間際ということもあるだろうが、中は大変混雑していて、決して一つ一つ広いわけではない浴槽の全てに複数の人が入っている。ちなみに今日はラベンダー湯だった。
近隣でも屈指の人気銭湯であったここ松の湯も、店主と建物の老いには勝てないらしい。残念だ。
銭湯がこれだけ混んでいても、少し割高なサウナは独占状態だった。ドアの開閉が少なく、空気の入れ替えが行われないこともあってか、強烈に熱い。いつも思うが、これが84度?絶対にもっと熱い。5分の砂時計が落ちきるのが、こんなにも長いと感じるのはここぐらいのものだ。
そしてサウナのすぐ横にある水風呂。常時安定の15度で、ゆっくり冷える。風呂の温度も高いので、サウナ利用者以外も交互浴で使うが、サウナでしっかり温めていないと、やや冷たいかもしれない。
休憩スペースはないので、浴槽の横に風呂椅子を置いて、休む。頭から、手足から、疲労がすうと抜けていく。
目を開き、ふと我に帰ると、壁面に描かれた、大きな鶴のタイルアートが目に入ってくる。こんなに見事なタイルアートが、これで見納めなんて。銭湯は消えても、せめてこの絵だけでもどこかに残せないだろうか。
ともかく、早稲田の地に根付いた75年、お疲れ様でした。
男
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