ウェルビー栄
カプセルホテル - 愛知県 名古屋市
カプセルホテル - 愛知県 名古屋市
ウェルビーに最後に足を踏み入れたのはいつだろう?いや、サウナに最後に入ったのはいつだろう?緊急事態宣言が解除されて一ヶ月経ったが、まだ一度もサウナに行っていない。だから、これは、ひとときの夢。
サウナに行かなくなった代わりに、温冷交代浴のまねごとをするようになった。
家のお風呂で十分に身体を温めたあと、水シャワーを浴びる。「身体が十分に冷え切る」直前にシャワーを止め、壁に背中を預ける。
熱が内側からじんわり。「サウナ→水風呂→休憩」に及ぶ爽快感はないが、懐かしさは感じられる。
プロ野球選手の素振りに近いのだろうか。
「バットに球が当たる」その感触だけを頼りに、ただ振り続ける。
そこに球があるかどうかは関係ない。ここは球場で、目の前にはピッチャー。
次にバットを振った時、きれいな放物線が描かれる。
だから、ここはサウナだ。
僕は今、水風呂から上がった。
身体を丁寧に拭き、椅子に腰掛ける。
程なくして、あの気持ち良さに包まれる。
そんな妄想に浸って、いつものように擬似サウナを楽しもうとしていた時、ふと懐かしい感覚。
「この香り、ウェルビー?」
香るはずのない香りを感じる。
たった今、水シャワーを浴びた僕は、まるでウェルビーの水風呂(ぬるい方)から上がったような、そんな感覚。あの、氷点下の水風呂に入った後だとまるで冷たさを感じないけどそこそこ冷たい水風呂。
在宅にしてサウナ施設にいるような感覚を感じるようになって、いよいよ生命の危機を感じる。そうか、これが走馬灯。生前の記憶と五感が研ぎ澄まされる……
サウナイキタイね!
フィンランドも!!!
*この投稿はフィクションです。実在の施設はめっちゃ関係あるけどまだ行けてないです。日本全国のサウナ行きたいぜ
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