るえん

2022.01.24

1回目の訪問

川崎の街ナカにある隠れ家的施設。
照明のついた大々的な看板はなく、町の中にひっそりと佇む当施設。地図のナビでここに着いた当初は本当にここか? 営業しているのかと思ったほどです。
都会の森に本当にひっそりと佇んでいます。とても川崎の街ナカにあるとは信じられず、山奥の秘境宿に来たかと思わせるとてもコンセプトがはっきりしている施設です。

と言いましたが、縄文っぽさはそんなにないです。確かに洗い場の床が縄文模様になっていたり勾玉型の水風呂があったり、脱衣所の前に縄文土器が置いてあたりしましたが、縄文要素はそのくらいです。

しかし、間違いなくユニークな施設であり、風情がとてもあります。控えめの落ち着いた照明。古民家風の建物。火鉢や、湯けむりが漂う浴場、サウナ室前のろうそく。とても大きな桶風呂。御柱がそびえ立つ内風呂等。風情さにおいては平地の施設で追随するところはないのではないでしょうか?
その風情さは「不親切さ」に寄るところも大きいのではないでしょうか。
今どきのスパ銭のホスピタリティと逆行するところがあります。
洗い場は寒いし、露天風呂は不意な段差があり危ない。休憩所やお風呂には渡り廊下を介さないといけないし、食事処には土足にならないと行けません(本館に簡易食事処はあり)。そして、何よりも浴場に背もたれのある椅子がないことです。用意されているのは野趣あふれて丸太を加工した椅子。休憩処も畳で、マットやリラクニングチェアーが並んではなく、ハンモックが一つあるだけです。

だからこそのユニークな風情があると思います。今どきのホスピタリティ溢れる施設とは違います。自然が先にあるように設計されているのです。雅詩の湯を始めとした郊外のスパ銭も風情溢れるところが多いのですが、ここと比べるとそれらは人工的な情緒や作り物感を覚えてしまいます。今、ぱっと思い出せるのは深大寺の湯守の里がこの施設に似ていますね。

サウナ室はテレビも音楽もない心地の良いサウナ室。浴場よりも煌々と光る照明がむしろ山小屋感が醸し出しています。温度はそこまで高くなく、下段だと無限に座っていられそう。ということで今回は4セット。1セット目12分、2セット目7分(タオル交換で強制退室)そのまま水風呂に入らず3セット目10分。水風呂で結構冷やした後は外気浴後に湯に入る。湯が染み渡ります。そして、水風呂でさっと冷やして4セット目。4セット目は下段12分。上段6分でした。気持ちのいいサウナでした。

ということでとても風情がある施設です。休憩処も無国籍感、意識高い感、雑多感をシックにまとめ上げていてセンスがあります。今度は明るいときに来てみたいですね。

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