御船山楽園ホテル らかんの湯
ホテル・旅館 - 佐賀県 武雄市 事前予約制
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日本一に選ばれたというサウナ。
やって参りました。らかんの湯。今の時代らしいサウナなんだと思います。
長い廊下を通った先の大浴場。
思った以上に浴室はシンプル。ヴィヒタの香りが漂う秘境の温泉宿といった雰囲気。
その無駄な装飾があまりないところにも一種の美しさを感じることができます。
サウナは2種。
ドライサウナと露天の奥にある焚火小屋サウナ。どちらもセルフロウリュつき。
ドライサウナはとても暗く、洗い場の音が音がしなかったら、本当にストーブの音しかありません。
数あるサウナの中でも深く思想に耽ることのできるメディケーション型の瞑想サウナです。
嬉野茶なのかな? ほうじ茶の香りがまた独特な心地よさで、深く思いに耽る助けとなります。
一方、ドライサウナはとても熱く、セルフロウリュをする為に歩くと足の裏がやけどするかと思うほどで、浴室入り口にあるマットは足用とお尻用と二つは必須です。
焚火のログサウナはそこまで温度が高くなく、湿度もそこまで、セルフロウリュをしてもあまり湿度は上がらないかなという感じです。
結構、入り口から奥までは高さがあり、入り口付近ではおそらく汗をかかないじゃないかというセッティングです。
しかし、それは言い換えるといつまでも入っていられるタイプのサウナということでもあります。個人的にはあと10℃近く上げてもいいと思いますが、最上段付近ではしっかりと汗をかくことも可能です。
ストーブが座れるところから吹き抜けを介して離れたところにあるので、ロウリュを投げかけなければならないことも新鮮でしたね。死角になっていましたが、たぶん女湯の方と共通のストーブなのでしょうね。
焚火の火がゆらゆらと揺れているのも見るのも、また火を通して自分との対話の時間となるものです。
水風呂は深くて透明感があって普通にいいって感じです。
そして、この施設で何よりもいいのは水風呂のそばにある整い石。石に背中を預け空を見上げると、星が回って見えるのです。宇宙を感じることができました。
という感じで今日は夕方から夜の始まりまで5セット。終わりには手引きに書いてあった武雄の温泉に入って、水風呂でしめました。普段はあまりしないのですが、水風呂後の湯というのもまた染み入っていいものです。
本当にこの施設を味わいたいのなら泊まらないとダメです。宿泊しないと違う性別の湯を味わうことができないからです。
機会があったら、泊まってみたいですね。
値段は少々高いなと思いますが、瞑想に特化した自然を、宇宙を感じられる場所です。
チームラボの作品も見て、アートとは何かと思いを巡らせる瞑想の場です。
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