サウナ天竜
キャンプ場 - 静岡県 浜松市
キャンプ場 - 静岡県 浜松市
「『楽しい』を思い出した日」
曲がりくねった山道を走り、県境のトンネルを抜け、眼下に浜名湖を臨む。車を一時間半走らせると本日の目的地――サウナ天竜が見えてきた。
あいにくの空模様。雨もパラついている。山の天気は変わりやすい。しかしこれも一興。
受付で支払いを済ませ初見であることを伝え簡単な説明を受ける。時刻は十一時。残り五時間楽しませてもらいます。
テントサウナは今回が初。
八人ほど入れるテントが三張りと薪ストーブが二基。足元にロウリュ水が入った桶とラドル。非常ボタン替わりなのかベルが一つ置いてあった。
個人的なツボは、ベンチの足を木板でかさ上げし荷締めバンドで固定している点。見た目は良くないがチグハグなのが良い。
テント内は一杯のロウリュであっという間にアツくなると注意書きがありその通り。
アツアツ君とノリノリ君のアウフグースは大人気で「パイレーツ・オブ・カリビアン」のBGMが流れると急げ急げとみなテントに向かう。あっという間に満室。配信中だというオリジナル曲に合わせて「熱波! 熱波!」と手拍子で盛り上がる。おお、と戸惑う。こんなアウフグース初めてだ。愉しまなきゃ損だなと柄にもなく喉を震わせる。熱波! 熱波!
仕上げにmakita製のブロワーで焼かれてフィニッシュ! 異口同音に「アツい!」と退出。
まさか三十歳を過ぎて川に飛び込むなんて。
この時期の阿多古川はずっと入っていられる絶妙な水温。
加えて水底が見えるくらい透き通っていて小魚も泳いでいる。
あちこちから「サイコー!」とか「気持ちいい!」と笑い声が絶えない。ご多分に漏れず私もそう。これは百聞は一見に如かず。
みな思い思いの過ごし方で楽しんでいる。
気の置けない仲間と談笑する人、川にダイブして盛大な水しぶきを上げる人、水切りに興じる人、流れに任せてのんびりと過ごす人。
ここでは肩書きも、日頃の悩みも、年齢も、なにもかも、無い。
……ああ、わかった。さっきから感じていたこの懐かしい気持ち――小さい頃、家族と一緒に川遊びに行ったときだ。
先の不安なんて考えず、目の前の楽しいだけ見えていた。あのとき。
また絶対に訪れる場所。
でもここでととのいたいとは思わない。
いや、ととのうかととのわないか、どっちでもいい。
好きなことを、好きな人たちと遠慮なく共有できる。誰と喋らなくてもこの「場」にいれば満たされる。ここはそういう価値を与えてくれた。
「サウナ天竜」――ここが「好き」
でもそれはいままで訪れた施設とは違う「好き」
今日得たものは大きすぎる。
プー珍さん、掲載されているサウナハットの写真を見て…ずっとテントサウナを堪能されてましたね!あつあつ君もずっと受けてましたね!サウナプロの方だろうな〜と思いながら、同じテントで蒸されていました。また次回お会いした際は色々サウナ談義を聞かせて欲しいめす!
ヒャダさんギフトントゥありがとうございます。 来週は関西、再来週は関東を攻めるので今週しかないと。 もっと早く出合っていればシングルの阿多古川に飛び込めたのに! 次は営業再開の九月に再訪予定ですのでそこで! スイミングゴーグルを追加してもっと楽しいを追求します。
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