やすらぎの湯 ニュー椿
銭湯 - 東京都 豊島区
銭湯 - 東京都 豊島区
日本には古来より、塩や酒、そして冷水で心身を清めるという習慣がある。
どうもこのところ朝起きると身体が重い。
俺には霊感はないし、霊的な経験も皆無だが、なんとなく背中に何か良くないものが憑いているようなイヤ〜な重量感が。
単なる二日酔いかもしれないが、それにしても生霊を飛ばされる心当たりは正直めっちゃある。
家のすぐそばが霊園、という立地なのも関係あるのかもしれない。
ここはいっちょ塩と行水で悪霊退散!
ということでニュー椿2階、熱々の塩サウナへ。10分×4。ドライサウナ無しでオール塩サウナ。
全身に塩を塗り込むと、背中の悪霊達が悲鳴を上げている気がする。
ザマアミロ!くらえっ!黄泉の国へと帰るがいい!えいやっ!
俺が目に見えぬ敵と闘っている間、向かいに座るおっちゃんは、椅子を二脚使って足を伸ばしてくつろいでいる。気持ち良さそうな顔をしている。客は俺たちの他にいないし、べつに構わないだろう。
と、思ったのだが。
おっちゃんは伸ばした足を両側にガバッと開いており、簡単に言えば妊婦が出産するようなポーズを取ってこちらを向いており、肛門が丸見えであった。
正直あんまり、いやかなり見たくない。
でも「見たくない」と思っても非日常が目の前に現れた時ついつい見てしまう、というのは人間の因果な習性で…。いやでも本当に見たくない。
そんな俺の心の葛藤を知ってか知らずか(たぶん知らない)おっちゃんは気持ち良さそうに、恍惚の表情を浮かべている。そりゃ気持ちいいだろうよ、そんだけ開放的なポーズしてりゃ。
気を紛らわすために、俺はどこかで聞いたことがある、スピ的によいとされる、たっぷりの塩をこんもりと脳天に乗せるというのをやってみた。なんとなく邪念が吸われていく感じがしてこれはいいかもしれない…と思ったのも束の間、汗と共に流れてきた塩分が目に入って悶絶。ギャッ!
目が開けられないのでおっちゃんの肛門は見えなくなって良かったが。
風呂上がり。
ニュー椿はアルコールの販売がないので、飲みたい場合は外に出てすぐ右手に見える「伊勢彦酒店」が1番近いアルコール販売ポイントである。
ここでキリンの「本搾り」グレープフルーツ味を買ってその場で飲む。
塩、行水、お神酒…のフルコースでいつの間にか身体は軽くなっていた。悪霊は去ったようだ。
しかし悪霊の代わりにおっちゃんの肛門が脳内をちらつくようになってしまった…どうしよう。
スピ系サウナーになるつもりはありませんが、塩サウナで浄化したくなる気持ちわかります😂😂
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