肩剃り男

2020.02.29

2回目の訪問

サウナ室でオロポを飲めるのは、過去、ある有名人がこのサウナで脱水症状になり救急車で運ばれたことで、役所の目が厳しくなったり、週刊誌にも掲載され、事件のイメージを払拭しなければならかったための苦肉の策だったという、「噂話」を聞いた。
サウナでのオロポは、この店の「自由」の象徴のように語られることが多いが、その成り立ちは、必ずしも自由からではなかったということを意味するのではないだろうか。
この話を聞いた時に、ふと立ち食い蕎麦「いわもとQ」の話を思い出した。いわもとQの「Q」は文字ではなく、もともと横に配置してたキャラクターだったが、客がQと読んだため、そのまま店名になったという。
客が店名を変えていくのも良し、サウナでのオロポを「自由」と呼ぶのも良し。客が店をつくっていく。それでも僕は、その当時、経営者たちが試行錯誤を重ねながら店のキャラを考えたり、事件のダメージを払拭すべく様々な工夫を重ねていったことに思いを馳せながら蕎麦をすすり、サウナで汗を流すのだ。

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