【閉店】旭鉱泉湯 8条プレジャー
温浴施設 - 北海道 旭川市
温浴施設 - 北海道 旭川市
日曜日 曇天 通常利用
館内滞在時間 19:45 〜 21:15
入泉時間 夜の部 19:50 〜 21:00
入泉プログラム
夜の部 (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日のビール 缶ビール(350ml) 3缶 他
本日のサ近所メシ ジンギスカン
本日のメインディッシュ 〝喜び〟
ドラマ「サ道」の登場施設完全制覇を目指して遥々やって来た旭川だったが、宿泊先の「omo 7」のサウナは営業中止。そのアナウンスを知らずにチェックインした為に、とてつもない喪失感に苛まれた。こうなれば鬱憤を晴らすしかないと、夜のネオン街に向かう前に近所の公衆銭湯を訪ねてみた。
ホテルから歩いて3分ほどで、味わいのある「ゆ」と書かれた一文字の看板が見えてきた。番台のお父さんにサウナと貸しタオルの料金を支払い一階右手の浴室へ。脱衣所のカゴに厚着をしてきた服を全て脱ぎ去り、懐かしいタイプのカランで身を浄めた。内湯に浸かり浴室の全景を見渡すと、昭和っぽさが残っているのではなく、これぞまさしく昭和である。使い古された言葉だが、ここだけは昭和で時が止まっていた。
利用料金が100円なのでコンパクトな造りのサウナだが、なかなかハードな設定が好みである。室内には館内と同じ演歌が流れ、砂時計に頼らなくても三曲も聴けば10分くらいは経っている。タイル張りの小さな水風呂もしっかりと冷たく、強気な構成で3セットを蒸し終えた。脱衣所で着替えていると何処からともなく迷い込んだ、てんとう虫が春の予感を思わせた。プラトーの休業のおかげで、またひとつ素敵なサウナに出会えた事に感謝した。
サウナ上がりは番台前の休憩所で缶ビールを呑みながら、今宵の地元メシを考える。東京よりも自粛要請が強い北海道は休業している飲食店も多く、なかなか候補の店が見つからない中で、一軒のジンギスカン屋を見つけた。まだ午後9時過ぎというのに誰ひとり歩いていない繁華街には、寂しさを超えた怖さすら感じた。普段は人気店であるジンギスカン屋も閑散としていたが、生ラムの美味さにビールが進んでしまった。その後は北海道ならではの〝子ギツネ〟ではなく〝子うさぎ〟を求めて入ったバニー姿のガールズバーで、春を告げた〝てんとう虫〟ならぬ〝天童よしみ〟みたいな娘と大盛り上がりしてしまった。
経済の影を落とす旭川の中で、もしかしたら一番消費に貢献したのではないかと思えるくらいにシャンパンを大放出した。これでも少しは誰かにプレジャーを与えられたと思ったが、ブラジャーを外すまでには至らなかった旭川プラトーの深夜だった。
男
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