フタバ湯
銭湯 - 北海道 旭川市
銭湯 - 北海道 旭川市
(あーサウナはいりたい)
汗だくで仕事を終えた直後から、汗をかきたがっている。労働の汗と、ご褒美の汗は別物だ。
混み合っていれば引き返そうと心に決めてフタバ湯へ。駐車場は満車ではない、いけるかも。
受付でサウナ利用の証、フタバ湯専用サウナマットを出すのにまごつく。次からは手に持って入ることにしよう。
そそくさと服を脱ぎ、肩にタオルをかける。ハットとマット、ボディソープを持って浴室へ。
洗い場が地味に混んでいる…
身体を小さく小さく丸めて、極力迷惑をかけないように洗体を終える。
サウナ室にはプロサウナーのような振る舞いの方と、熟練のおじちゃんと僕。
地域密着型のサウナでは、ローカルルールがありそうでドキドキする。熟練のおじちゃんの入り方は、僕としてはちょっとだけ苦手な感じだった。
サウナ前の椅子に座りながら2セット目をやめて帰ろうか、少し考えていると。水風呂から上がって僕の前を横切る熟練のおじちゃん。
軽く頭を下げ手刀を切って僕の前を通る。
僕はハッとする。
(ローカルルールにドキドキするとか言って、マイルールを押し付けてたのは僕じゃないか。)
人それぞれでいいし、その人の生きてきたやり方があるんだ。
熟練のおじちゃんを追うようにサウナ室へ。
僕も手刀を切って頭を下げる。
プロサウナーの振る舞いの方も、じっと熱を楽しみながら広い懐で構えてらっしゃる。
みんな違って、みんな整えばいい。
ほうじ茶がサウナストーンへ音を立てて染み込んでゆく。立ち昇る蒸気は甘い香りを漂わせて、そっと目を閉じる。
今日も優しい気持ちでサウナを終えると、プロサウナーの振る舞いの方が脱衣所にあるモップで床をさっと拭いていた。かっこいい。
今度から僕も真似しよう。
今日もサウナで勉強になったし、ちゃんと心地よい時間を過ごせた。
整ったぁ。
色々なサウナーの集うフタバ湯、素敵だ。
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