友の湯
銭湯 - 東京都 江戸川区
銭湯 - 東京都 江戸川区
サウナの入り方を観察しようと見守るも、
おじいちゃんばかりでサウナには誰一人入らない。
人気ないのか?
なんて考えながら、
噂のスチームサウナに入じょ、、、って、あぢっ!!
目の前に噴出するヤバめの熱気。
脱衣所に戻りサウナハットとタオル(大の方)で体をぐるぐる巻きにする私がいた。
ドアを数秒開いて蒸気を逃がして、恐る恐る入場。
入口に腰掛けると、初めの20秒は『全然大丈夫じゃん』って感覚。
しかし、そんなのんきな感覚は一瞬で崩壊する。
30秒で息ができないほどの熱気。
タオルの防御は何だったのか。
そして30秒くらいの間隔で、入口近くでジュワーっと水蒸気が発生。しきじは奥の方で発生してた気がするが、ここは、入口からだ。
あまりの熱さに忍者のごとく床に這いつくばって、奥へ移動。
さまざまなサウナに入ってきた身としてはとんでもない屈辱。
他の人が入ってこようなら、不審者扱いされそうだ。
しかし、安心したのもつかの間。
『あづっっ!』
天井から滴る水滴爆弾。
タオルで全身を覆っているのに、水滴は貫通して襲ってくる。いい大人だから我慢したいのだが、水滴が滴るごとに悲鳴が出てしまう。
自分の汗なのか、天井からの爆弾なのか、区別さえつかない。
耳が痛くなってきた、小タオルを巻き直そうとするも熱くて動けない。
最後には、目さえ開けない。目から火が出そうだ。
命の危機を感じ脱出を試みる。
ドアまではわずか2メートルだが、自分のわずかな動きが空気を動かし、今日一番の熱さを作り出す。
薄い青色の浴室の光が見えた瞬間、私は地獄から解放され生還していた。
時計を見て驚く。わずか3分の出来事だった。
水風呂は最高級の軟水。
東京でしきじに近い感覚を味わえた。
男
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