【閉店】共栄湯
銭湯 - 北海道 札幌市
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いま、我が家は花の香りで満たされている。
5年近く勤めた職場を異動のために離れたのだが、最後の勤務日に仲間がたくさんの花を贈ってくれたのだ。
気恥ずかしさを覚えつつ両手に花束を抱えて帰宅した私は気がついた。「飾る場所がない」と。
独身中年男性の部屋に花の似合う場所など1平方ミリメートルもない。飾ったところで水を毎日換える自信もない。花を入れる花ビンもないし。
「嫌じゃないしカッコつかないし」と続けたくなる気持ちを堪えつつ、ペットボトルをカットして即席の花瓶をこしらえた。不格好だが独身中年男性の部屋にはちょうどよいだろう。
かくして玄関とPCデスクに鮮やかな花が咲き誇ることとなった。
今日の共栄湯にもたくさんの花が咲き誇っていた。牡丹に桜、見事なものだった。
枯れることのない花々だが、水分を吸い上げるかのように湯船に浸かっていた。
意外なことに、と自分で言ってしまうが、ペットボトル花瓶の水は毎日換えている。
N.O, を差し込む辺り、さすが北の正則さんですね。
最後の1行がおしゃれ!
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