【閉店】さかえ湯
銭湯 - 北海道 札幌市
銭湯 - 北海道 札幌市
日中の気温が高かったせいか、歩道が超ツルツルのハードモードと化していた。
転びたくはないがサウナには入りたい。意を決して足を踏み出した。
右に左によろめきながらゼェゼェと息をする中年男性の姿はさぞ無様だったろう。「あいつ『けっきょく南極大冒険』みたいだなwww」といった野次が聞こえたりもしたが、さかえ湯へ何とかたどり着いた。
いつもより人が少なかった。恐らく多くの同志が志半ばですっ転んでしまったのだろう。彼らの分まで存分に満喫した。
浴後、湯上り処で一息ついてから外に出ると駐車場に一匹の野良猫がいた。
中央市場という場所柄、美味しいエサにありつけるのだろう。
「野良猫も野良犬も見なくなったなぁ」「子供の頃はこっそりエサあげたりしたなぁ」などとノスタルジックな気持ちになっていたところ、ある思い出がカットイン。
あれは私が小3の頃、北海道南部の超ド田舎に住んでいたある日のことだ。
当時、私の数少ない楽しみのひとつは週に一度家族で町内の温泉に行くことだった。あの日も父親の運転する車で街灯すらない道を温泉目指して進んでいた。もうすぐ到着というところで、我々を乗せた車の前を何かが横切った。
馬が、野良馬が横切ったのだ。
過去数回、このエピソードを人に話したことがある。
しかし彼らの反応は「嘘はよくない」「馬では弱いからもっと盛っていい」などと辛辣だった。
野良猫や野良犬と同様、人を信じる気持ちもこの世から失われかけているのか。
変わっていないのは、あの日も今日も私の行ったところが風呂だということくらいだ。馬は本当です。
大丈夫です❗信じますよ❗僕の田舎は親戚同士の家🏚️が集まって住んでいたりしました、お風呂がない家もあったりしたので、親戚の家のお風呂を借りたりしてたらしいです、 そして、そんな僕の前を横切ったのは、 向かえの家のお風呂に向かう、全裸の婆さんでした、 度肝を抜かれましたよ゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚ 僕もこの話をすると、信じてもらえません😱
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