ととのエディター

2023.01.30

1回目の訪問

車を停めて外に出ると、すぐに感じる空気の美味しさ。
うっすら雪が積もった大地から、青い空に向かって伸びる背の高い木々。
自然と深呼吸をしてしまうような抜群の環境が広がっていた。

木で組まれたアーチ型の可愛いゲートの横にはSAUNAの文字。
細い坂道を下った先に、お目当てのサウナはあるらしい。
もうこの時点で大好き!

ワクワクしながら坂を下ると、自然に溶け込むようにティピが現れた。
背の高い木々の隙間から陽の光がこぼれ落ちていて、幻想的で美しい。

サウナの扉を開けると、暖かい空気と木の香りに包まれる。
中央にはストーンに包まれた薪ストーブ。ほの暗い中にゆらゆらと揺れる炎。
ストーブのまわりに配されたベンチは、手前から奥へとだんだん高くなっていく。
まるで焚き火を囲むようにみんなで座り、静かに目を瞑ったり、わいわい楽しく話したり。

薪ならではの柔らかいあつさと、どっしりした湿度に満たされたすごく心地よい空間。
柄の長いラドルで座ったままロウリュをして、ゆっくりと降りてくる熱を全身で感じる。
用意された木の枕を使って横になるのが、また最高に気持ちいい。

サウナを出たら、まずは桶シャワーへ。
置かれた丸太に座り、えいやっとロープを引っ張ると、ギャンギャンに冷えた水が降り注ぎ、痺れるような刺激が脳天から突き抜ける。
そのまますぐ横の樽水風呂へ。縁はしっかり凍りついていて、水温は驚異の4℃。
冷たい!……どころか痛い! 電流のような痺れが全身を貫き、一瞬で締まる。

外気浴は、想像を超えた至高の時間だった。
ときおり粉雪が舞う静かな森の中で、ファイヤーピットの焚火にあたりながら、インフィニティチェアに体を預け、木々の間の空を見上げる。
背の高い赤松たちが風に揺られ、葉擦れの音がさわさわと波のように寄せては返す。
えげつない自然との一体感。
木々が揺れているのか、そう見えているだけなのかわからなくなってくる。

そして、仕上げのサ飯。
本場スペインに本店を構えるXIRINGUITO Escribàのパエリア!
「バルセロナで一番美味しい」評判のパエリアが食べられるのです。
五感が鋭くなったサウナ上がりに、ムール貝、エビ、アサリなど魚介の旨味が凝縮された絶品パエリア、細胞の隅々まで沁みました。

締めのサ飯まで隙なし!
唯一無二の空間、八ヶ岳にあり。

ここはきっと、四季折々様々な顔を見せてくれるサウナ。
次はどの季節に、誰と行こうかな。

ととのエディターさんのFOLKWOOD SAUNAのサ活写真
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