喜楽湯
銭湯 - 埼玉県 川口市
銭湯 - 埼玉県 川口市
テレワの後に行った性急な現場作業が早く終わったので、帰り際に寄れた。シズクからのダブルヘッダー。
小さな頃に何度か行った喜楽湯。
銭湯の煙突はノスタルジーだ。
人によってそれは電線、電柱、マンホールだったり、ダムだったりする。路地や廃駅も香ばしい。
幼き日々の記憶と強烈に結びついている気もするが、モノというより、目に浮かぶある情景だったり、誰かの仕草だったり、テレビだったり、音楽だったする。
私にとっては9時24分までのプロ野球中継延長でその後にハシゴするニッポン放送だ。CMが入るのさえ鬱陶しく感じた土曜16時のワールドプロレスリング中継。大相撲ダイジェストのエンディング曲だったりもする。
祖母が西川口に住んでいた。
風呂なしアパートだったので、泊まる場合は銭湯に行かなければならない。喜楽湯の思い出が仄かに残るのは、小学生の頃の夏休みだ。
子供の頃の微かな記憶。幽かなという言い方が正解かもしれない。近くに銭湯があまり無かったので、15分から20分は歩いた気がする。
確かにあの辺りだ。
銭湯自体の記憶は全くないが、細長い煙突だけは記憶にある。あの煙突は今日もそのままだった。心無しかさらに小さくなっていた気がした。
子供の頃はもっと大きく見えた。銭湯そのものも。どこも同じように見える煙突だが、喜楽湯だったのは確かなようだ。
サウナの話がどこかへ行ってしまうほど、物想いに耽ってしまった今回の喜楽湯。
デザイナーズ銭湯の様相すら感じる現代風の銭湯へ生まれ変わっていた。
有るのか無いのか分からないが、サウナーの目線というものを常に意識されているように感じた。
40過ぎの私はサウナーというには歳を取り過ぎている。それでもサウナーの端くれなのか。
懇切丁寧に館内とサウナ3人制について解説してくれた優しい番頭に感謝。
小ぶりなサウナは程よく熱い、ミントの香りがまた清潔感あって素晴らしい。場違いなほど12分計が新しかった。
子供の頃はこんなものに気付いてなかった。
オッサンに成り果てた自分と邂逅するとしたら、
あんな風になりたくないと思うのだろうか。
祖母の記憶と共に川口という街には少し縁があるのかもしれない。あの煙突もまた見たい。
最近貸切も始まったので、機会あればゆっくり思い出にふけるのもオススメです!
行ってもらえたんですね!嬉しいです😆 元川口市民の端くれですが、りょうさんのサ活を読むと川口に来るたびに今と昔で変わってしまった所に想いを馳せることが増えたなあと思い出しました。
喜楽湯ホームなものです!いいレビューで擬似体験できましたー
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