サウナセンター鶯谷本店
カプセルホテル - 東京都 台東区
カプセルホテル - 東京都 台東区
本橋信宏という敬愛するルポライターがいる。
鶯谷というそのまんまの名前の本が随分前に上梓され、興味本位で読んでみたのがきっかけだ。
氏の書く街の情念を切り取るようなルポは人間の業ともいうべき欲望の果ての絶望、この国の未来をも先取りしているような場末感が漂う。リアル過ぎて正直、色々考え込んでしまう。
いずれの作品も渾身のノンフィクションだ。
先程たまたま観た鶯谷駅南口の駅名看板。
もう塗装が剥げてしまって、薄くなっていた。可哀想だった。半透明のゴムを被せたみたいだ。なんかエロいのだ。
鶯谷風俗を体験した事はない。
ただ友人であるその道のプロ氏からヒアリングするに相当エロい。というか深い。ディープであると聞く。色欲そのものが跳梁跋扈する異世界だと。
IT業界に転職して最初に入った会社が品川にあった。今だからこそ言えるが五反田風俗には結構お世話になった。先輩後輩諸氏とキャバやら、ヌキやらナニやら色々経験した。20代半ば。誰しもが華ある時代だ。朝まで酒を飲んでも仕事が出来た。華あるからこそ、終わってしまえば何にも残らない。そこに違った意味のととのいはあったのかもしれないが、情欲に金を使ったことに代わりはない。結婚前なので時効ではある。
3ヶ月からそこらぶりのサウナセンター。
その間受付までは行った。かなり混んでるというお姉さんの助言で引き返し、そのまま萩の湯もダメで結局、上野の北欧に歩いて行ったのはまだコロナ騒動が始まる前の年明けくらいだったか。
18時前に入館。
洗い場には休憩中の人も含めて2、3名しか居なかった。
もう浴室からしてエロい匂いがする。ここのシャンプーの匂いなのか、ソープの匂いなのかよく分からないけど、いつ来てもなんかラブホの匂いみたいな…。北欧サウナも似た感じあるんだけど、あっちはホテルというか、業務寄りなオッサン臭い気もする。
やはりサウセンはサウナ室が好きですね。適度な広さに奥行きある作り。そしてしっかりと熱い。常時開催のロウリュのせいか、サ室の匂いも良い。本日は眠りの森というアロマをご提供。最高ですね。何これ。いい香り。
18時会と19時会のアウフグース+5セットほど堪能。いずれもロウリュ時は8割ほどの入りだったけど全体的に空いていた。
帰路。
妻がメシを作って待っている。
西村賢太よろしくの信濃路はまた次回か。
鶯谷がエロいというのは先入観だが、大事な要素とも言える。サウセンで考察には至らなかったが、40越えたオッサンがいい匂いをさせて鶯谷から帰路に着くというだけで、なんかエロい気がしてきたぞ。
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