Niwaka

2023.02.21

1回目の訪問

サウナ飯

森のサウナ。
おそらく今回の周遊で一番自然と同化できた蒸気体験。
下道をひたはしり、昨日に続き山越えルートに導かれる。途中山道のお地蔵さんのところで湧水が出ていたのですかさず車を停めた。

ガサッ
ビビりな私は多分今まで出したことのない声を一人山に響かせていたと思う。
カモシカだ。
カモシカが葉っぱを食べている。全然逃げる様子もない。とても愛らしい。この日初めて出会った生き物は人ではなく動物であった。

カモシカとお別れして山越えを終え、森のサウナのオーナーさんと合流。

底抜けに明るい人である。少し話をして分かった。この人は周りを笑顔にできる人だ。
サウナに着いてまずロウリュ用の水を森から流れ出る天然水の沢(水風呂)へ汲みに行った。一切の濁りがない。

その後オーナーさんが持ってきてくれた本日のロウリュ用の薬草を見せてもらう。フェンネル、アップルミント、黒文字など。

まだ終わらないワクワクがあった。2人でサウナの周りを歩きながらこの森の植物でウィスクを作ってくれた。なんとも良い匂い。

オーナーさんがこのサウナを作った経緯を教えてくれた。
それは人のためではなく森のために作ったサウナだと言う。
構想したのは6年も前。。
木を切ったあと新しい木を植えたとしても、森の土は手を加えないと元気が無くなっていく。そのために薪を燃やした灰を撒くことで土壌が活性化されるそうだ。でも普通に焚き火をしていても得られる灰の量は限られる。
だから効率的に灰を作るためにサウナを作った。
まさに森のためのサウナだと話を聞いて分かった。サウナに入る人間はそのお手伝いだ。

サウナで取れた灰を撒いて1年ほどで驚くほど森に植物の芽が出たそうだ。それだけではない。この森にはいなかった植物までもが生えてきたという。

実際にサウナ小屋の木を乾かすのに4年かかったらしい。しかも全て旦那さんとの手作りだ。あとはデザインのアドバイスをいただいたとある建築家さんがいるとのこと。

自然に向き合うスタンバイを終え、オーナーさんとお別れ。
ここからは森に私とサウナのみ。

着替えを終えてサウナに。薪の火の具合を微調整して先ほどの薬草ロウリュ、水をつけたウィスクを部屋全体に振って蒸気を作る。
素晴らしい香りだ。サウナ室に仰向けで横たわる。薪の柔らかな熱と薬草の薬効成分が体に入っていくイメージを持って目をつむる。熱いけど外に出たくない、ずっと入っていたい。

そんな思いで25分後、外に出て水風呂に向かった。気持ち良い。7℃くらいの冷たい水なのに仰向けになっていたせいか足先も辛くない。風と葉の揺れる音のみ。続く。

Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真
Niwakaさんの森のサウナのサ活写真

もっこす 総本店

チャーシューめん

タンカーに教えてもらったオススメ。徳島から淡路島を越えて3時間半空腹を我慢した甲斐がここにあり。

サウナ飯 supported by のんあるサ飯
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2023.02.23 10:01
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水風呂から出て椅子に腰をかける。無になれた。森や自然を感じるにはここに来ることが一番かもしれない。より一層植物や自然に興味を持つことができた。森とオーナーのいくこさんに感謝を述べたい。
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