2022.01.10 登録
[ 神奈川県 ]
本日、サ室に入るとすぐに異変に見舞われた。
一人きりのサ室。
天井ギリギリにかかっている温度計は、60度に届かない。
スタッフがオープン前に入れるべきサ室の電源をいれ忘れたのであろう。
以前にも一度、こんな事があった。
ネロであれば
「おじいちゃん、パトラッシュ。ストーブが、だんだん温まってきたね」
と言うであろうそれで、とても蒸されるという温度ではない。
サウナハットをかぶったフ〇チンの男は、フランダースの犬の幻想を蹴散らすと
、
サ室の中心で(サウナ)愛を叫んだ。
「マイガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
ドンマイこんな日もある・・・
男
[ 神奈川県 ]
サウナ:10分 × 1
8分 × 2
水風呂:45秒× 3
休憩:5分 × 3
合計:3セット
永楽湯は平常運転である。
本日は、後期高齢諸先輩の中でも個性的な多動先輩(仮称)がいらっしゃった。
多動先輩は、体のお絵描きの模様と前の歯が3~4本無いルックスで比較的見分けやすい。
この方、兎に角いつも動いている方で、サ室の中でも、「アヂィ~」「アヂィ~」と一人ごちる・身体中をかきむしる・頭をぐるぐると回す・胡座をかいて体をゆする。のローテ。時々空中浮遊するのではないかと心配になったりするのである。
サ室から出る時も何の前触れもなく立ち上がると段から跳び降りて走って行ってしまう。
今日は走り去った方向から、「ウヒョ~」という奇声が響くというおまけつき。
又、シャンプーを泡立てた頭のまま、ロッカーにシャンプーを仕舞いに行って、浴室に戻ってくるという、思いたったら一直線な先輩である。
そんな多動先輩であるが決して人に文句を言ったり、危害をくわえるといったトラブルはおこさない。
初めて会った時は驚くが、永楽湯(ここ)では歴としたご常連の諸先輩の一人として市民権を得ている。
最近では、多動先輩のような性質の研究が進み、学校等でも、様々なサポートの仕組みがあるやに聞く。
ただ、多動先輩が生きて来た時代ではそのような仕組みもなく、苦難の連続であったろう事は想像に難く無い。
本日は、あらためて、多様な人達を受け入れる懐の深い銭湯文化というのはいいもんだなと思った。
お絵描きも、お絵描きじゃないのも、動くのも、動かないのも一緒に仲良く温まるのである。
タダシソージハシタホウガイイナ。
男
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