黄金湯
銭湯 - 東京都 墨田区
銭湯 - 東京都 墨田区
サウナ好きなのに、かの超有名な黄金湯にまだ行ったことがないのは如何なものかと思い、満を持して初参戦。
フロントやラウンジはコンクリ打ちっぱなしのインダストリアルな都市感が漂うが、浴室はしっかり昔ながらの銭湯だ。清潔感があり、手が行き届いているのを感じる。利用者も年輩から若者まで様々。
また、タトゥーOKな温浴施設がレアなのか、肩から背中まで素敵な刺青が入ったお客さんもいた。「反社会的なイメージがあるから」みたいなフワッとした理由だけで温泉=タトゥーNGな風潮が未だ根強い中、この「来るもの拒まず」な姿勢は結構イカしてて良いと思う。
サウナの温度は98℃だが、案外耐えられるのが不思議。水風呂は20℃と優しめ。女湯はセルフロウリュができるが、アロマウォーターの香りは「フォレスト」だった。
月曜限定で18時からサ室で音楽が流れるようだったが、最初の5分間は音量が小さく、隣の男湯の話し声でほぼBGMがかき消されていた。思いのほか、隣の浴室の咳払いや会話が響く。これは銭湯あるあるだろうか?
途中からようやくBGMが聞こえる音量までボリュームがあがった。元からゆっくりフェードインする音楽だったのか、スタッフさんの気遣いなのかは、わからない。
厳密には、サ室に音楽が流れるというより、館内全体に瞑想BGMが流れるという認識の方が正しいかもしれない。サ室にスピーカーは見当たらなかった。(壁の中に埋めてある可能性もあるが)
2階ラウンジのベランダにはヴィヒタが飾られている。
白樺を使って香りをつけたと書かれているクラフトビールが超気になったが、舌がガキすぎてビールを飲めないので断念。代わりに「水風呂ート」という水色の青いクリームソーダを注文。
お店のロゴが映える。
1階のDJブースも見てきたが、アナログレコードのDJ機器だった。レコードのジャケットも置かれていたが、ヒットチャートではなく、渋めの邦ロック、洋楽、アンビエント系の選曲で突き進んでそうな感じがした。
「古き良き昭和の銭湯の雰囲気」と「都市型サウナのスタイリッシュさ」を、クラフトビールとクラブミュージックのイメージがうまく繋ぎ合わせ、良いブランディングの施設だと思った。
「黄金湯に通ってる奴はかっこいい」
そんなイメージを定着させるパワーが宿っているようだった。
女
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