サウナと天然温泉 湯らっくす
温浴施設 - 熊本県 熊本市
温浴施設 - 熊本県 熊本市
我が初恋のサウナ。火と水の国、熊本からの贈り物、湯らっくすに、3年ぶりの再訪。コロナ直前の年末。12年勤めた会社を離れるタイミング、有給消化で訪れたあの日。私のサウナ生活はここから始まった。
日曜日の夜、19時半にチェックイン。駐車場も入口も大変な賑わい。受付を済ます。相変わらずのとても丁寧な接客に心地よさと懐かしさが込み上げる。
3階のロッカーに向かう。内装は変わってないようだ。はやる気持ちを抑えながら浴場に入る。
おお、、、物凄い混雑。真っすぐに歩けない。客層が3年前とは様変わりしている。若い。
少し面食らいながらも、空いている洗い場を何とか確保して洗髪洗体。メインサウナに入る。20時のアウフグースの前とあってかなりの占有率。最終的にはすし詰め状態で30人以上が参加。アロマはレモン。しっかり修練されたスタッフの方のアウフグースはさすがに効く。2セットを終えてサ室を出るが、30人という規模が一気に出るため水風呂はお祭り状態。3年前はあまりマッドマックスをやってる人がいなかったけれども、今回は休む間もなくマッドマックスが発動されている。前回よりも増えている椅子の数も足りない。その後メディテーションサウナに入るが混雑は変わらない。学生グループのおしゃべりも普段は気にならないのだけれど、このぐらいの規模になるとさすがに騒がしい。どこにいてもなかなか落ち着かない。一番好きだった水風呂もややぬるくなってる。水質はさすがに良い。大好きだった給水は勢いよく飛び出ていた水圧はどこへ、疲れきってヌルヌルの水圧になってしまっていた。脱衣所のマットは浴場で体を拭かずに出る子達もいるので結構なびしょびしょ。あらゆるところでキャパに対応できてない状況。あぁ、私が好きだった湯らっくすは幻想だったのかもしれない。悲嘆に暮れながら浴場を出て11時過ぎに就寝する。
6時に起床。微かな希望を胸に朝ウナに向かう。溢れかえっていた人の気配はなくなり、3年前に訪れた時に戻っていた。
7時からのサプライズ。ゲリラアウフグース。スタッフの出口さんという方。開始前の声掛けの様子から、かなりの手練とみた。予感は的中。月曜朝からの雨にかけた、粋な挨拶にはじまり、三種のアロマの構成、圧巻のタオルパフォーマンス。何よりもその一挙手一投足にサウナに来てくれた人への真心が込められている。そうだ私が湯らっくに惚れたのは、ここのスタッフの方々、設備の隅々に息づく真心の精神なのだ。熱波を受け、終了後もその余韻に浸り、解放されたドア越しに水風呂から溢れ出る水を眺め、3年越しの思いを噛み締めた。8時にチェックアウト。ありがとう。また来ます。
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