サウナセンター鶯谷本店
カプセルホテル - 東京都 台東区
カプセルホテル - 東京都 台東区
現存するなかでは、都内でもっとも古いサウナだそう。聖地のひとつらしい。
サウナにどハマりしてまだ1ヶ月ちょいのビギナーですが、サウナ納めはこちらをチョイス、してもいいですよね。
#サウナ
ここはロウリュサービスが1時間に1回。しかも人力。
いきなりロウリュからの1セット目。下段でもじゅうぶんに熱波がきます。目の前がサウナストーンで、遮るものなし。ガッツリと浴びます。
21:00の最終回は「〆なのでもう一回行きますね。ヤケドは自己責任です」とのかけ声から、通常3回のロウリュに、4回目追加。とても下段とは思えない熱さ。顔がヒリヒリとします。上段にいた人たちが、転げ落ちるように外へ出ていきました。なんとか最後に拍手するまで耐え、外へ。このアンコールロウリュは危険すぎる。さほど広くないサウナ室の移動ですら、余力残しておかないとまずいレベル。草加健康センターの奥に座り、息絶え絶えに出るときと同じ感覚。
通常時は、さほど湿度があるわけでもないのに、なぜだか心地よい。そんな老舗の過ごしやすさ。
#水風呂
井戸水15度でキンキンなのに、いつまでも浸かっていたくなる。バイブラがさほどないことと、ロウリュや上段サウナの豪快な熱気のあとであれば、むしろこの温度がベストマッチ。
空いていれば。奥側の縁にアタマを乗せ、入口の少し高くなったところにかかとを置き、ゆらゆらと漂うように冷感を堪能。無重力冷水浴、と勝手に名付けています。微かに揺れる身体が感じる水流。もうこの時点で、半ばととのいつつあります。
#休憩スペース
外気浴スペースは脱衣所の向こう。外気浴至上主義者ですが、今回は一度もこのスペースを利用せず。
なぜなら、名物の『ペンギンルーム』を知ってしまったから。サウナも水風呂も良いが、サウナセンターを聖地にしているのは、このペンギンルームだと勝手に思う初心者。
冷気で一定に保たれた涼やかな空間は、水風呂から歩いて5秒。椅子に座り、備え付けのヴィヒタを楽しむのも悪くないが、ここは頭上の扇風機をスイッチオン。ただ冷やすだけではない。頭上からの風、であることがポイント。一番熱気を残した頭部からクールダウンされるのに、肩から下はさほど風が当たらず、ただただ心地よさに包まれる。冬の北風は必要以上に身体を冷やすことがあるけれど、ここはそんな心配無用。計算されつくしたこの狭い部屋は、ほかのどことも違うととのいを提供してくれる。視覚的にも落ち着くブルーライトが心にくい。
なぜサウナセンターが聖地なのか。決して歴史だけではないことを痛感。ここにしかないととのいを、未熟者にも与えてくれる懐深さ。
来年の再訪を誓い、サウナ納め。
男
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