【閉店】板橋天然温泉 スパディオ
温浴施設 - 東京都 板橋区
巣鴨で山手線圏内に別れを告げ、新板橋で埼京線を見送ったら、どこにも接続しない西高島平までひたすら我が道をゆく孤高の地下鉄都営三田線。本日の業務は日頃全く縁のない本蓮沼駅近くで終了です。
時刻はまだ17時過ぎ。しかも明日は祝日じゃありませんか。まなじり決して「うむ」と深く頷き手つきも鮮やかにサウナ検索をした結果、おお！ イキタイリストで塩漬けになっていた施設が徒歩圏内！
というわけで板橋天然温泉スパディオを初訪問です。サ活投稿に踊る「空いてる」「穴場」の文字にいやが上にもテンションは上がり、住宅街を半ば小走りで駆け抜けゼェゼェ息を切らして到着。
たしかに空いています。1階のエントランスも2階のフロントも人影はまばらで受付のお姉さんも心なしか小声です。「浴室は3階になります…」「…3階になるんですね」とヒソヒソ返してコソコソ階段を上りノソノソ全裸になって浴室の扉を開けると……うわ、広い！
浴室内正面には天然温泉の大風呂。その向こうには幾つものジェットバスがごうごう飛沫をあげています。左手にはドライサウナとスチームサウナ。正面奥には露天スペースの扉も見えます。しかも先客は数えるほど。
両手の高速回転で体を清めドライサウナにIN！ サ室もキャパ20人超の広さです。３段ベンチの最上段でまずは小手試し。
室温計は97℃。遠赤外線ヒーターの熱はこれ以上ないくらい湿度とマッチしていて、滝汗になっても苦しさを感じません。ああ、フィンランドのサウナを思い出すなぁ…行ったことないけど。大相撲を見ながらゆったりのんびり10分間。
水風呂はサ室を出たらすぐ横という抜群の動線。キャパ3名ほどでしょうか。体感17〜18℃でこりゃまたずっと浸かっていたくなるタイプです。でも、この季節の外気温を考えて冷え切る前に移動。
ととのいスポットは屋内にリクライニングベッドとベンチが２脚ずつ、露天にベンチが３脚といった布陣です。
露天のベンチで目を閉じて脱力。ああ、どんどん体が軟体化していきますぐにゃぐにゃ。水風呂で閉じた毛穴がふつふつ弛んでいく感覚……そう、あろうことか1セットめでととのってしまいました。ほれ、あまみだってこのとおり。
その後、スチームサウナから直接ドライサウナに移動する変則セットも含めて4セット。しっかり蒸し上がりました。
スパディオの塩化物強塩温泉はターメリックのような黄金色。泡の溢れる露天の円形ジャグジーで白眼を剥いていると自分がジョッキの中にいるような気がしてきて……
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