秀の湯
銭湯 - 東京都 杉並区
銭湯 - 東京都 杉並区
吉祥寺と西荻窪という電車なら2分の駅間をのんびり20分近くかけて走るバス路線があります。仕事終わりの吉祥寺、ふと思い立って銭湯サウナに向かうべく、車中の人となったのであります。
吉祥寺の街を抜けたバスは住宅地を東へ向かいます。左に女子大、右に有名なケーキ屋を眺めながら間もなく善福寺川を渡り、青梅街道手前で下車。昔、この辺は仕事の関係で散々走り回ったものですが銭湯があるのは気付きませんでした。
というわけで、やってきました秀の湯。杉並区の誇る老舗銭湯を初訪問です。
入浴料は入口の券売機で、サウナ料金はフロントで支払うシステムなんですね。女将さんからは、大小タオルと一緒に番号付きのサウナマットと緑色のアームバンドを受け取りました。これがサウナ利用者の目印のようです。
サ室はディスタンス定員7名のL型2段ベンチ。席間に置かれたマットには可愛い柄の端切れ布で×印が縫い付けてあります。なんだか手作り感満載でほんわか。。。で、室温計を見上げると、ほんわかどころではない104度っ!
これは温度と湿度のバランスが良いのでしょうね。苦しかったり、ヒリヒリしたりする熱さは一切なくて、むしろ穏やか&爽やかな体感です。夕方の新総裁誕生のニュースを見ながらゆっくり蒸されました。
やわらかな天然水の水風呂は水温計17度。バイブラとカランから注ぎ込む水の勢いで羽衣ができる暇がありません。でも手首足首が痛くなるような冷たさはないので長めにクールダウンです。
水風呂から見上げると板張りの天井がずいぶん高く見えます。決して広くはない浴室ですが、開放感があるのはこの天井の効果でしょう。
露天スペースのベンチで微かな風を感じながらほっとひと息。岩風呂風に設えた炭酸風呂は趣がありますね。いろいろなところに手がかけられていて、大事に大事に守られてきた銭湯なんだなぁ……そんなことを考えていたら妙にじんときてしまい、太ももの盛大なあまみを見つめているうちに、ああ、とと、のった。。。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら