友の湯
銭湯 - 東京都 江戸川区
銭湯 - 東京都 江戸川区
第133節
堀田湯の暖簾を潜り、快晴の青空の下で感じたのは「おい!厳しいサウナと言いながらなんで癒しを求めた?お前には罰が必要だ!」ということで、目的地を小岩に設定
3ヶ月ぶりの友の湯へ向かうことに
死線をくぐり抜けていかなければならぬことは十分に理解してはいるものの、やはり熱耐性が弱い自分には不安
現着は13時の開店ぴったり
当たり前だがサウナを利用する人は私1人だけ
サウナ料金と980円を支払い、いざ決戦の地へ
友の湯は相変わらず綺麗だなぁという印象
まずは軟水シャワーで身体を清めるが、ここで気がつく
バスタオルと小タオル持ってきてないじゃん!ちょっとの距離だけどロッカーに戻るの面倒だなぁ…
いっそのこと行ってしまおう!
ということで、スチームの扉の前に
外の温度計は62℃ほど
1セット目
まずは初手でやられないため、亀の子ハットを口元まで覆うように目深に被り一気に左手奥のベンチに突き進む
あれ?思ったより苦しくないぞ?
やっぱり62℃だとやや優しい設定かな
特別な苦しさを覚えず身体が痛くなりだす前にアウト
2セット目
このセットも1セット目と同じ感じ
去り際に次のセットに向けて水をベンチにかける
3セット目
外の温度計が64℃まで上昇してる
これは…と息を飲んでドアを開ける
明らかにさっきまでと雰囲気が違うのが肌感覚で伝わる
なぜか開幕から水をさらにベンチと床にぶちまける
あの時の自分を呪いたい…
上から下から迫り上がってくる恐怖
吐いた息で身体の皮膚が悲鳴を上げる
サウナ入ってて怖いって思うことはほとんどないのだけど、もしここで倒れたら誰も助けてもらえないなぁと思い脱出を図ることに
痛い!動くと痛い!!床も熱い!!
けど低い耐性が1番マシなのでそれで出口を目指す
手をドアにかけた瞬間!安心感が増したのか、変な力が入ったのか、踏ん張っていた足が滑ってサ室ドアに頭を打つ
一瞬ドアが開き涼しい風が隙間から入ってきたのも束の間、閉じると同時に灼熱の絶望が
出ないと…力を振り絞り再びサ室ドアに手を伸ばす
身体が下界に出た瞬間に生還のふた文字が浮かぶ
友の湯は遊びじゃない
気軽に行ってはダメな場所だと思いました
男
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