天然温泉 湯どんぶり栄湯
銭湯 - 東京都 台東区
銭湯 - 東京都 台東区
ここのところ自分の行動パターンがお決まりになっていて、これでいいんだろうか、このままだとボケるのではないかとモヤモヤ。悩むくらいならいっそ遠くに出てみようかと思ったのと、栄湯のすぐそばに行ってみたかった喫茶店(カフェバッハ)があったので、今日の行き先は荒川区となった。
南千住の駅から降りて、独特な雰囲気の街をしばらく歩いたら、たどり着いたのは趣のある古めの銭湯。おばちゃんが待ち構える番台、ワックスがテカテカに塗られたフローリング、フック式のサウナキーを見ると、銭湯に来たなって気持ちになる。
浴室も手前側は普通の銭湯なのだけれど、浴室の奥にある引き戸の向こう側には、銭湯とは思えないクオリティのサウナワールドが広がっている。
まずはサ室。ガスストーブとオートロウリュ用ストーブの2基展開の室内には、L字型に座席が配置されている。基本は2段構造だが、一番奥のスペースに2席ほどの小上がりがあって、暑さのグラデーションが効いている。オートロウリュは15分おきの発動で、最奥最上段にいると結構な威力を感じることができる。テレビもあるが音量は控えめで、最奥席からはあまりテレビの存在は気にならない。サ室に対する多様なニーズに応えられる造りになっている。
サ室の脇には立ちシャワーがあり、2つあるボタンを押すとひとつがお湯、ひとつが水が出てくるようになっている。廊下を抜けて露天風呂スペースへと出れば、微細な泡のバイブラの効いた水風呂があり、これがまたいい塩梅の冷たさになっている。
水風呂を囲むようにデッキチェアとベンチがあり、導線もすごくいい。そして全体のこの感じ、全体的に三ノ輪の改栄湯に似ている気がした。
これだけのクオリティの施設だが、とはいえ銭湯なので長居は禁物。きっちり2セットを味わって退却したが、全くもって文句をつけるところがなかった。わざわざ足を延ばしてよかったし、家の近くにあれば毎日のように通いたくなるような施設だった。
男
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