【閉店】京極湯
銭湯 - 京都府 京都市
銭湯 - 京都府 京都市
明日で廃業するという京極湯へ思い立って訪問。
西陣の銭湯といえば源湯以外行ったことなかったなーなんて思いながらバスに乗り込む。
こちらは意外と飲み屋街?の一角にあるのね。派手な外見だけど、中に入ると年季の入った銭湯であることが分かる。創業75年らしい。
番台スタイルで行李もあって、昔ながらの京都らしい銭湯。
ロッカーの鍵に立派な木の板がつけてあって、近くにいた常連さんに浴室に持って行って良いのか思わず確認してしまった。優しく丁寧に教えてくれた。たぶん銭湯初心者だと思われた。
浴室に入ると、早速常連さんが「こんばんは」と挨拶してくれる。何て居心地の良い場所だろうか。ここが明日でなくなってしまうなんて。
女風呂は私ともう一名だけだったけど、男風呂の方は結構賑わってそうで、親子や常連さん同士の話し声が聞こえてきた。
常連さんと子供の「また明日ねー」「うん、また明日ー」というやり取り。このやり取りも今日が最後なのかな…なんて思いながら洗体を済ませてサウナへ。
ミストサウナと聞いていたのであまり期待しなかったんだけど、室温高っ!良い意味で期待を裏切られたかもしれない。へたなドライサウナより心地いいかも。古き良き京都の銭湯なので、水風呂は入口のすぐ横というサ室から遠目の導線。ゾンビのように歩いて辿り着く。しっかり3セットこなしたけど、汗だくだくだー。
サウナ後はアヒルの浮かぶお風呂で〆。
銭湯を出た後には、アルコールなんて一滴も飲んでないのに、なんだか酔ってるかのようなふわふわした心地よさに包まれていた。
結論、すごく良い銭湯だったな。
ここを失くした常連さん達はまた別の銭湯にたどり着くのだろうか?
自分が愛する銭湯がなくなってしまうのはどんな喪失感なんだろう?
今日のサウナは、そんなことを考えながら入った。
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