毎日サウナ 八王子店
温浴施設 - 東京都 八王子市
温浴施設 - 東京都 八王子市
まだ見ぬサウナを求めて。
浴場は至ってシンプル。
サウナ室、水風呂、シャワー、休憩スペースの構成で、湯船は無しという正にイマドキ。
早速お目当てのサウナ室へ入る。
生き生きとした薪が出迎えてくれた。
しっかりと排煙されており、目に染みるとか煙たいとかそういった事は一切無い。
パチパチという爆ぜる音は、BGMでも流そうものなら消えてしまいそうな程だが、ココではそれだけが響き渡っている。
テレビも無い、微かな照明の中、炎の揺らめきをただひたすら眺めて。
水風呂は新しい木の香りが漏れ出してたまらない。
温度もこの時期には凍えそうなシングルと、それを追いかけるような12℃を備えている。
休憩スペースも充実しており、外気浴スペースでは青空も顔を出す。
飲み放題のドリンクもなかなかのもので、麦茶をはじめ、デトックスウォーターやほうじ茶まで。
さて、15時のアウフグース。
アタランド氏による癒しの時間。
目を閉じて。
ホワイトセージを燃やし、香りを充満させる。
そこにヴィヒタ水でロウリュ。
間に挟むフルーツティーも天国のよう。
彼の語り方も何処か安心するような、落ち着くような。
そんな音を聴きながら焚き火に目をやる。
そこからの水風呂は快感以外の何物でも無かった。
力尽きたが水を得た魚は、残りの力で寝床へ倒れ込むのだ。
暫くすると、良い香りが漂ってきた。
そして頭部に爽快感が走る。
これは冷水シャワーによるものだ。
ここまでしてくれるとは。
どこまでも至れり尽くせり。
今までアウフグースなんて、目一杯ストーンに水を掛け、仰ぎ散らかす。
大袈裟に、悪く言うとそんな感じだったが、それが大きく覆された。
いやむしろこれはアウフグースではないのかもしれない。
だが最早、この際そんな事はどうでも良いのだ。
兎にも角にも言いたいのは、最高だという事である。
何か久々に、本気でサウナへ魅力を感じた、そんな体験であった。
五感に働きかける、そんなサウナを作ってみたい。
そんな金曜日。
またこよう。
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