杉並のひと

2022.05.02

7回目の訪問

9分、12分、12分。

コートを羽織っても少し寒い日。そんな日はそりゃサウナでしょう、な日。

さすがは連休の中日。あの改良湯が19時台なのに空いている。サ室にしても外気浴スペースにしても、時折一人きりになるタイミングがある。ゴールデンウイークにいかに渋谷から人がいなくなるか実感する。

改良湯の外気浴スペースの外側の壁は木の柱が整然と立て並べられていて、その柱は下段と上段の2本を繋げて1本にしている。その上下段の接合部は基本的に高さが揃えられているのだが、1本だけ、下段の方が少し高くなっている柱がある。偶然にしては目立つ違いである。こんなに作り込まれた施設なのに。

思い返すに、京都の知恩院では、「満ちた月が欠けるように、完成したものはその瞬間から衰えていく」という思想で葺き残した瓦がある。建立から900年ほど経っても、いまだ発展途上だということらしい。改良湯も日々改良を続ける銭湯なので、そんな想いがあるのだろうか。いやそれとも、作為のみで仕立て上げない、千利休的な発想なのだろうか。ととのいの中でそんな考えを巡らす。設計された今井先生に伺ってみたい。

今日もいい時間が過ごせました。
ありがとうございました。

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