たるをしる

2021.07.20

1回目の訪問

東京から朝イチの飛行機、福岡空港からレンタカーを2時間ほど飛ばしてようやく辿り着いた楽園。

多くを語るのを憚る説得力です。
楽園は死後ではなく佐賀にありました。


以下感想。
連れが予約を取って来れたので前情報無しに、まあ言うほどだろうという斜に構えた気持ちで。ロビーから気持ちを持っていかれかける、が、まだ負けたくない。

16時前にファーストサウナ、備え付けのタオルは厚手の今治タオルでホスピタリティをバシバシ感じる。
浴室に入るとヴィヒタの香り。

サウナ室と対面。真っ暗に重たい扉、中は暗く全く見えない。緊張する。
扉を開けて入ろうとするが、手前のヒーター以外なにも見えない。
恐怖。

10秒もすると慣れて、まだ明るい外の日差しが優しく差し込み、フロアが見える。中央に聳える巨大ヒーター。時計はなく自分とむきあう。温度も分からないが、ただ、めちゃんこ熱い。

時間という概念はない。ただ、熱と自分がある。何分入ったかわからないが、ダクダクの茹でタコは軽くフラつきながら水風呂へin。
清潔感のある白いバスタブにビート板を細長くしたやうな浮かべる棒。棒に捕まりながら浮遊する。

母の腹の中はこんなだったような。あるはずだが思い出せない記憶が思い起こさせる。

キリスト教の一派のバプティズムは信仰を宣言し、始めに洗礼を受けるときに神父の前で水につかり、出て来て生まれ変わり、洗礼名を授かる。

私は此処でジャポネサウナ教への信仰を宣言し、生まれ変わりました。サウナに神は宿る。

ヘロヘロの足取りで外の奥の白いリクライニングチェア?的なものに座る。

触った瞬間に衝撃。これはおっぱいと同じ触感。生命の炎と母体の水で生まれ変わった後に、おっぱいで寝れる日が来るとは。

おぎゃあ😭

トンボが飛んでいる、東京に住んでいるとこんなに沢山のトンボを見ることなんて本当にないなあ、とか思って。
視界がぐるぐると回って。
木々のせせらぎと長い梅雨が終わったと喜ぶセミたちの鳴き声が聞こえて。山あいの風が吹き込む。

運転で気を張っていたからか、梅雨のジメジメしさからの解放か、都会の喧騒からの逃避か、一瞬で、整いました。

ありがとうございました。

まだまだ書き足りませんが、朝の女湯と入れ替わりの白サウナも素晴らしく。
なにからなにまで。この世の楽園じゃ。

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2021.07.24 20:11
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たるをしる たるをしるさんに50ギフトントゥ

トントゥあげるよ
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