やなぎ湯
銭湯 - 東京都 北区
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「ヒガジュの休日」
王位継承権第一位(自営の三代目)を所持する者は常にノーブレスオブリージュ(高貴なる者の使命)に追われている
特に今日は月末金曜とあり、接待(顧客への)や書類へのサイン(業者からの荷受けと搬入)がひっきりなしでひどく疲れていた
そこへワクチン接種相が「残ワクチンが明日土曜日にご用意出来ます、2回目の接種を遊ばされますか?」と尋ねて来る
当然接種はせねばならない、しかし接種をすれば2日間は自重しなければらない
日曜はコロナ自粛徹底派の国王と共に1日を過ごす予定、続けて月曜は朝から歯科医での大手術を控えており、常の如くサウナへ行けないので土曜日の夜に十條湯国へお忍びで訪れようとしていたけれど‥
‥ああ、ワタクシはどうすれば良いのかしら!
公務が終わり、サウナイキタイで検索し板橋駅至近にまだ訪問していない国があると気付いたけれども十條湯国同様金曜は入国許可が降りない
やはり本日は、真夏のあの日にトレビ
(券売機)の泉へコインを投げて祈った
あの柳湯国へ今再びのお忍びを果たしとうございます
混雑を恐れつつベスパならぬ自転車を飛ばして到着すると、サウナ利用者は私1人
幸運に感謝しつつ洗体済ませてシルキーバスの純白ローブに包まれた後、噂の白樺の香りがする熱々サ室へ
サウナストーブ前に括りつけられた白樺の幹に片隅へ置かれた白樺の小さなブーケが香りの素だと気付き、インディージョーンズを眺めながら堪えて初心者鬼門のバイブラ水風呂
あれ? 冷たくてすごく気持ちいい
もしかして中級者になれましたかしら? ワタクシ
これは新設備の備長炭ブーケ効果かもしれませんわね
お待ちかねの炭酸露天風呂前整い椅子は、勿論新装備ミニ扇風機近く
至高でございますわ
2セット目は上級者しか出来ないとされる寝転びサウナ技を繰り出した後に秋風の過る屋根無しエリアでどっぷりトリップ
3セット目はいつの間にかお出ましになった若き淑女の皆様と続行し、気づけば十時半
言い訳は、馬車の馬が暴れた(電車遅延)しかないと思って帰宅してみれば、国王はとうに就寝済
年に1度のお楽しみが2度味わえて幸せでしてよ、と真実の口(フロント)から出て来たサウナサービス券をマホガニーの机の引き出し(年季の入った小銭入れ)へそっと仕舞込むのでした
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