羽衣湯
銭湯 - 東京都 渋谷区
銭湯 - 東京都 渋谷区
秋分の日が意地を見せてくれて、やっと「すっかり秋になった。」
半袖半パンの身には秋の夜風は涼しいを通り越して、少し肌寒い。
ただこれが露天風呂となると話は別だ。
ほんのり温まった諸肌をかすめる風は、肌寒いから後戻りして、涼しい。
むしろ湯の表面に触れることで少し温んでいる。
…そんなふうに考えながら楽しめたのも最初の方だけだった。
祝日とあって混んでいた。
浴槽、露天スペースはもちろん、サウナは常に8人横並びでギチギチだった。
サウナ専用休憩スペースも埋まりがちだった。
人が多いせいか、サウナが少し温度が低いように思えた。
別に汗の出が悪いわけじゃないから、滞在時間が延びて、そのせいで余計混雑したのかもしれない。
せめてもと去り際にさりげなく床ロウリュをお見舞いする。
塩が入ったバケツにはシャベルが刺さっていた。
水分でダマになってしまった塩をサラサラに戻せて助かる。
けしからん水風呂は16.5℃と偽っていた。
私は信じない。
22時近くになると、さらに混雑してどこにも居場所がなかった。
今日はおじいさんがいたり、子供連れがいたり、もちろん若いグループ客もいた。
ガヤガヤし気味だったのだけど、この雑多な雰囲気は嫌いじゃない。
そんな中でサウナハットなんか被ってサウナをガチるのはなんか違うんじゃないかなぁと個人的には思う。
(だから私は一部の銭湯を除いてサウナハットは被らない。)
2セットしか出来なかったけど満足した。
風に吹かれながら少し歩いて帰ったら、さっきよりも寒く感じた。
お肌がスベスベになったからかな。
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