玉の湯
銭湯 - 東京都 杉並区
銭湯 - 東京都 杉並区
数分間の徒歩で着いたというのにものすごく体が冷えた
ぬる湯にぬる過ぎると文句を言いたくなる
あつ湯のはっきりとした熱い感覚がないと今夜の冷え込みには立ち向かえない
軽く体を温めてさっさと早めのサウナと洒落込もうと思ったが湯から出られない
いつもなら軽く汗ばんでもいいぐらいの時間入っているのに汗ひとつ流れない
結局、何となく温まった気分になってようやくサウナへと向かう
ドアを開けた時のファーストインプレッションは温度低めの湿度がややあり、サウナマットの乱れ方や濡れ方を見るとそれなりに客入りはあったようで、特に上段が人気だったようだ
この寒さの影響がサウナ室にも確実に影響を及ぼしているようだ
座って少しの間は「温まる」フェーズがあるのだが今日は長い
汗が流れる段階に中々移行しない
じれったさに向き合いながら座り続けていると汗が突然流れ出す
頭から、首から大量の汗が流れ落ちる
少しの我慢を経て得たカタルシスにいつも以上の気持ちよさを感じる
全身から汗が滴り落ちたところで一旦退室する
今日こそは水風呂に用はないと思っていたけど入らざるを得ない
水質に騙されてさっきまでに得た熱を奪い取られそうになる
サウナ浴を始めるまでが長かったので1セット目が終わった時点で24時を過ぎていた
この時間は最後の入店のピークを迎え、まさかのサウナ待ちまで一瞬発生した
こんな状況なのであと1セットしか望めないと覚悟を決めてドアを開けた
ストーブ横が空いていたのでそこに陣取って長居を決めた
1セット目と同様に汗はたくさん出たけど体はあまり熱くなっている感覚がない
シャワーで汗を洗い流し、最後はあつ湯に戻った
外に出てみると来た時の冷え込みが嘘のように温かい
「温度の羽衣をまとった」なんて言われ方を聞くが、羽衣なんて軽やかなものではなく、もっとしっかりした厚手のダウンを着ているようだった
調子に乗ってそのまま寄り道して帰りそうになったが、帰るまでにそのダウンがペシャンコにしぼむと元も子もないので真っ直ぐ帰った
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