煮ゑ湯

2023.08.20

80回目の訪問

これから汗をかくのだから、道中は汗をかかないほうがいいよね、ってことで、今日もバスに乗ってやって来た

バスを降り、細い道を入ってすぐに見える駐輪場は空いていた
下足箱も余りが多い

ここ最近、日曜に来ることを逃していたから薬湯は久しぶりだ
久しぶりの薬湯は久しぶりの薬宝湯だった
香りが強く、体も温まりやすい為、浸かる時間は短めにした方がいい、と公式のTwitterであった

天邪鬼や逆張りというわけではないが、世間様とは逆を行く休日労働者の悲しい性なのか、ついつい長湯をしてしまう
日曜なのに空いている
肌触りもいい

休日労働者といえども明日も仕事がある悲しい現実を前に、今日この時だけは好きに過ごしたい

少し浸かりすぎてのぼせてしまっていたのかもしれない
ぼーっとしていたのだが、電気湯の刺激で目が覚め、ああそうだ、今日はサウナに来たのだったと思い出す

サウナの下準備にと水風呂に入る
キリッとした冷たさで目が覚める
あまりの気持ちよさにまたしばらく浸かってぼーっとする
ああ、そうだ、これからサウナに入るつもりだったんだと思い、水分補給のために椅子に座る

エアコンの風と扇風機の風が心地よい
半分寝る
頭がカクンと前に落ちた衝撃で目を覚ます
ああ、そうそう、こんなことしてないでサウナに入らないと、と立ち上がる

サウナはストーブの真横でも前回ほどの熱を感じなかった
TVが伝える今年の猛暑日の状況に驚いてみたり、頷いてみたりして結局ぼーっとして過ごす
入って来た二人組の話し声で我に帰る
危うくその人たちの話にまで頷いたりするところだった

その次のセットは上段の奥まった席に座った
今度も他の人の話し声がうるさい
意識を感覚に移行すべく集中する
肌を滑る汗の感覚を意識で追いかけ捕まえる
追い詰められた汗はタオルへと落ちる
尻の谷間を滑って逃げるのもいる

リラックス感が広がり、体勢を崩そうとしたところで、隣の人に触れてハッとなる
ああ、そうか、ここはサウナ室だったと気がつき、頭を下げながら退室する

さっきより人が増えた
浴室の光が眩しく感じる

水風呂はちょうど誰もいなかった
深く沈めた体に冷感が沁みてくる
この瞬間だけは誰にも邪魔されない

3セットして帰る
帰りもバスに乗ろうとしたが、バスは途中までしか運んでくれず、改めて明日は月曜日だということを思い出し絶望する

煮ゑ湯さんの第二宝湯のサ活写真
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