第二宝湯
銭湯 - 東京都 杉並区
銭湯 - 東京都 杉並区
サウナに入りながら、こう考えた
智に働けば角が立つ
━━うんうん
情に棹させば流される
━━わかる〜
意地を通せば窮屈だ
━━成る程ね〜
とかくに人の世は住みにくい
━━それな!
だからきっとみんなサウナに行くのでしょう
住みにくさ生きづらさってのは人間関係が大半を占める
私は一人きりになる為にサウナへ行く
今日は日曜、第二宝湯はラベンダー湯で、サ室のTVではきっとオリンピックが流れてるだろうから混んでるだろうと予想していたが案の定
でも大丈夫、私は一人きりになれる
サ室は制限人数の5人以上でローテしていたが上手いこと譲り合い待ちは発生せず
水風呂はサウナ客以外の人も利用するがスペースを空けたりタイミングをずらしたりでストレスなく入れた
そして誰一人喋らない
そんな中、途中、店員さんから「狭くてごめんねぇ」なんて声も掛けてもらいほころんだ
銭湯の良さってこの距離感にあるよなと思う
大型施設だったら━━
きっと自分は大勢いるうちの一人で自分一人ぐらいっていう感覚が強く働くのではと思う
自分勝手な振る舞いは自分が思う以上に他人には不快に思われ、紛れているつもりでも実は目立っている
━━銭湯での隣同士の触れるか触れないかの関わり合い、気遣い
一人きりになるがこれらのお陰で一人ぼっちにはならない
今日はサウナをさっと切り上げお湯メインで温まった
生ラベンダー湯とも言うべきハンドメイドのラベンダー湯は花の香りだけでなく草の香りもして、太陽や大地のエネルギーを沢山吸った生命感を感じた
風呂上がりには東京飲料の青リンゴを飲むのがいつものこと
本来はサワーの割り材でそのまま飲むことはほとんどないが風呂上がりにピッタリのサッパリ味
湯上がりの心は気持ちよく膨らんでいく
━━だけどやっぱり焼酎に合わせた方がそりゃあうまいよなぁ〜
ましてや風呂上がり
何杯でもイケるけど酔いが圧倒的にまわってしまって、フラフラになって、しまいには水に落ちて溺れ死ぬ━━妄想もどんどん膨らんでいく
そんな我輩は下戸である
蛇足:どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生まれて、絵が出来る
…だ、そうですが今日この日は金メダリスト詩(選手)が生まれ、そして三四郎ならぬ一二三(選手)もまた金メダルを獲得したことを喜ばしく思います
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら