サウナ錦糸町 (カプセルイン錦糸町)
カプセルホテル - 東京都 墨田区
カプセルホテル - 東京都 墨田区
仕事が佳境を迎えていた今週。
「今日も行けず、今日も行けず」という日が3日続いていた。3日分の熱を一気に浴びたい。
向かった先はサウナ錦糸町。
男性専用のサウナは、120℃を超える高温。
「男を磨け」とか「男の隠れ家」とかの表現がそこかしこに。どうやら「男」がテーマのようだった。
筋トレエリアもある。入れ墨も公認。
マッチョな男や全身立派な入れ墨を纏った男たちの姿があった。
#サウナ
入って驚いた。温度計が指すのは132℃!初めて見る針の傾きだった。
「男たるもの、限界を超えてこそ…」と変なモードになっていた俺(男ってそういうとこあるよね)。3段目に座る。かかってこい。132℃。
皮膚の表面にジリジリ灼かれるような痛み。これか。熱いというよりは痛い。
最初、意外にも汗の量は多くなかった。体がビックリしすぎている感じ。例えていうなら、泣いてる赤ん坊が本当にコワい人の前ではピタッと泣き止む感じ?ちょっと違うかな。刃物で手を深く切ってしまった時、その瞬間って意外に痛みを感じず、後からめっちゃ痛みがやってくる。その感じに近いかもしれない。
とにかく、いま、身体がヤバいものを受けていることだけは強く感じている。そして5分経ったくらいから、尋常じゃない熱さを体が訴え始めた。7分くらいでそれは危険信号レベルに。水風呂へ。
#水風呂
飛び込むように水風呂へ。肌触りが優しい天然地下水に抱かれる。132℃からの落差がヤバい。頭はぶっ飛び、見上げたフェイクグリーンと自然のポスターに結構ガチで騙される。そんぐらいぐらぐらだった。
#ととのいデッキ
サ室を出て、階段を上がると露天スペースにととのいイスが5脚。ととのいイスに座って空を見上げた時の快楽と言ったらもう。
夏の夜空。遠くに光る星がひとつ見える。
「何万光年離れてるのかわからんが、今俺って太古の昔にあの星が光った光をここで見ているんだよなぁ。てことは今の俺の姿も何万年後かに向こうの人には見えるのかな。その頃には俺は死んでるけど向こうの星の人には見えるんだよな。」
そんな、センチメンタルな感じでスピってしまうくらい、ぐらぐら来ていた。
破壊力あふれる132℃のサウナからの水風呂の優しさ。その落差に比例する快楽は半端なく、それを求める心はどんどんエスカレートしていく。2セット目以降のサ室の我慢時間も7分→8分とエスカレート。自分の情動が身体を追い込んでいた。
「もうこれってもはや合法ドラッグ級なんじゃないの?」
最後の4セット目は132℃で10分。
限界を超えた先にある境地の一端が見えた気がした。
男
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