2021.03.30 登録

  • サウナ歴 6年 4ヶ月
  • ホーム 昭和湯
  • 好きなサウナ 人が少なく、サ室は熱く、水風呂は冷たい、そんな話が早いサウナ。
  • プロフィール 以前まで使用していたアカウント(とめどなく五十六)を失念し、途方に暮れ荒れておりました…。 そんな生活を支えてくれたのはそう、数々の素敵なサウナ施設とダイアン津田の歯の多さでした。 さぁサウナイキタイを再登録して、リリーフエースを目指しましょう。
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とめどなく五十六(再登板)

2024.04.13

1回目の訪問

アクアセゾン

[ 東京都 ]

電車移動は30分程度、乗り継ぎはやって2回。
そのくらいの距離感で東京銭湯御朱印88ヶ所巡り候補地を探していると板橋区のある銭湯が目についた。
「セゾンってなんだ…」
英語は当然の事として本国日本の言葉ですらよくわかってないチンパンにとって謎の単語セゾン。
そんなウータンの知恵袋Google先生に今日もお世話になるかとポケットから携帯を取り出し検索を始める。
『セゾン=季節』
あ、そういう意味なのねと。
あと英語じゃなくてフランス語だったのねと。
向かう電車内で1人言葉の壁にブチ当たるそんな季節が過ぎ行きます上板橋は〝アクアセゾン〟

#アクア元老院
電気やジェットを含む白湯エリアの他にシルキーバスやら炭酸泉やらと揃いに揃っているアクアな風呂セゾン。
まずは底の深いジェット湯に腰を当て白湯を楽しむ。
浸かる目線の先には常連と思しき爺様5人組、通称『爺様FIVE』
盗み聞く会話の中で最年長は御年91歳との事で、ならばと勝手にその爺様を赤リーダーに任命して、戦隊ヒーローの如く5色に色を振り分けていく。
そんな団欒の時を過ごす爺様連中に「よぅ!」と挨拶がてらヒョイと追加される新メンバー。
爺様FIVE改め『爺SIX』誕生の瞬間である。
そんな妄想捗る楽しい時間。

#湯の味
ここ数年銭湯に通うなかボンヤリ培われてきたお湯の違い。
「なんかちょっと柔らかい気がするぞ〜!」とその水質が多少なりとも理解できることに喜びを感じ、味わうように高純度軟水を堪能した。
その後もセゾンによるシルキーやら炭酸やらのアクアな一時が続くのです、ここの長湯は沼だ沼。

#水歩
長湯が過ぎたので軽く涼を得ようと〝歩行湯〟と名のある水風呂を歩き往復する。
浸かった感動が薄れると敬遠しがちなサウナ前の水風呂も、セゾンの場合は水風呂が2つあるので罪悪感は軽減され快調に歩行を進め3往復。
その復路の度視界に映るもうひとつの水風呂に想いを馳せる。

そんなアクアセゾンなもんでして、以降のサウナも深い水風呂も大変セボンでござんした。
サウナをジュテームするムッシュやマダムにボンなサウナ情報をお届けするはずが、肝心のサウナ部分の端折り方たったらないが、そこはアレがソレしてlaがnuiでmoeなもんでして…
あ、フランス語出ちゃいました?
今語学力が堪能なとこ出しちゃいました?
いやぁ〜…昔ソフィ(マルソー)とよく散歩したセーヌ川の事を想うとつい出ちゃうんですよ…フレンチ。
ソフィはその途中に立ち寄るカフェのティラミスが好きでねぇ〜…

…とか適当なこと言ってんなよ、この大ボラ吹きのカッペ野郎。

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78

とめどなく五十六(再登板)

2024.03.19

6回目の訪問

お外は快晴のくせして台風かと思うくらいの強風。
道すがら、ハード系の整髪料でビシッとキメた見知らぬイケメン君もこの強風とあってはその努力も水の泡である。
「フフフ…こちとら最初からソレを見越して、なんらセットもしちゃおらんのだよ!」
ただ面倒なのをいいことに無意味に勝った気でいる天パの中年だが、目的地〝昭和浴場〟に到着し、カランに掛かるハート型の鏡に写る自分を見てゾッとする。
「な…なんだ…この毛むくじゃがは…」
先ほどすれ違ったイケメン君に、キミの努力は無駄でなかった、先の発言アレは私が間違っていた…
そう心中詫びり浸かる本日の風呂。

#さかのぼること10分前
脱衣所にて「あ、どうもどうも」とそこそこ気軽に接するようになった筋トレ爺さんと軽く雑談をする。
察するに風呂上がりのご様子だったので「今日は混んでいますか?」と質問を投げかけるが「今日は風が凄いから」と質問に対する答えとしてイマイチピンとこない感じを楽しむ。
まぁ風が強けりゃ客足も遠のくのだろうと勝手に解釈してコチラも全裸で浴場に立つが、そこは解釈違いでそこそこに混み合う昭和浴場。
終始チグハグだった会話劇に半笑いで座るカラン、そこに写ったのは「な…なんだ…この毛むくじゃがは…」

#居心地
そこそこの頻度で出没するもので決まったいつもの白湯ポジションがあったりする。
別に浸かる先の視界が良好だとか、そこだけ温度が格別だとかはないのだけども…
特に好きな理由が見当たらないそんな特等席には本日別のお客が腰掛ける。
別ポジにて「なんかそこいいよね〜」と、知らん客に心中同意を投げかける。

#イツメン
4人入れば十分にムサい空間が演出できる小振りなサウナ室だが狙った時間なら大体待たずして汗っかきを楽しめる。
挨拶以外に特に交流がない常連さんと同席になり、もちろん今日もそれ以外のことは起こらない。
平々凡々、それはとてもいいことで。

#水掛け論
パキッとキマる16℃以下の水風呂もいいけど、実は20℃くらいでボンクラ過ごす方が性に合ってる中年。
なんでもかんでも冷たきゃいいとは思わない。

銭湯からの帰り道も相変わらずの強風、その風に煽られ髪が四方に浮き「ドライヤーいらずとはこのことだ!」と、また変な持論を提唱し出す。
20円がそんなに惜しいかそこの中年。

ではでは

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78

ジェットの噴射口に腰を当てる中年、腰痛治療のため整骨院で強力な電気を受けたその直後。
いつ腰がピキッてもおかしくないと、そろりジェット湯を抜け次なる風呂へと歩みを進める。
『15.8度』と表示された水風呂が視界に入り、つい先ほど交わした院長先生の言葉が脳裏をリフレインしつつ炭酸泉に入り浸かる。
そんな〝なごみの湯〟での1日がスターツです。

#さかのぼること1時間前
腰に電気を受け「アババババ…!」と悶絶して、感電に慣れた頃合いで現れた院長先生に一応サウナは入ってよいものか質問を投げかける。
「サウナはともかく水風呂がいいわけないですよね」
そりゃそうだ、スポーツ時におけるアイシングとはワケが違い、この場合急激な温度の変化が腰にいいわけがない、下手すりゃ腰が抜ける。
さてはてどうしたものかともう随分と高濃度炭酸泉。

#実行
大好物のボナサウナで汗をかき、掛け湯を終え、再び水風呂が視界に入る。
何度だって脳裏をこだまする「いいわけがない」との教えを守り、その日は寒水に浸かることなく、桶で何度か水をすくいそれを頭にブチ撒けるまでに留めておく。
その物足りなさを他で補おうと冬場は寒くてめったに立ち入らない外気浴エリアのイスに腰掛ける。
炭酸泉で考えた『No水風呂大作戦』が予定通りビシッと決まり、あとはその効果を待つだけだと、サウナ終わりの荒れた呼吸を整える。
「あぁ〜…」
「あぁぁ〜…」
「あぁぁぁ〜…」
「うひょ〜!…全然物足りない☆」

#糖薬
サウナ終わりで腹を空かせた中年は品数豊富な超得ランチだけに飽き足らず禁断の甘物に手を出す。
「なんだったらもう1本…」
その中毒性の高い白き物体の全容は勿体ぶって以下以降。

#やらない人間
「いや、ノーパソ持ってきてるから!ちゃんと作業やっから!」
そうわかっているのに人は何故リクライニングに腰掛けるのでしょう、そして何故人はちょっと10分だけのつもりが相撲を観つつ3時間も寝ることが出来るのでしょう。

#やる人間
「いやだから、おっもいノーパソ持ってきてるから!マジでちゃんと作業やっから!」
…と、爆睡を経て遅ればせながらワーキングスペースでのパソコン作業に取り掛かる。
ちょっと凝ったものをと日々没頭するがコレがなかなか終わりゃしない。
「完成が先か、意欲が失せるのが先か、はたまた腰の爆発が先か…」
いやいや腰の爆散だけはマジ勘弁と最後は露天のつるつる温泉で腰を労わる中年、時間はまもなく午前様。

気が付けば滞在すること約半日、深夜帯における追加料金が発生しない内に足早に退散することとするドケチ中年。

ではでは

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とめどなく五十六(再登板)

2024.03.07

5回目の訪問

3月7日はその語呂から『サウナの日』とのことです。
ちなみに今しがた意味なく調べてみたのですが、3月7日は上方漫才界の重鎮オール阪神・巨人でパンパンじゃない方の阪神さんの誕生日でもあるらしいです。
巨人さんもめちゃくちゃおっかない雰囲気がありますが、阪神さんは阪神さんでまた別のおっかなさが漂ってますよね。
ではそんなサウナの日と、目の奥が笑っていないオール阪神さんの誕生日を〝マジック温泉 昭和浴場〟でお祝いいたしましょう。


#採算度返しな件
受付でサウナ無料券を使い都内銭湯では最安値と思しき風呂付きの520円サウナが完成する。
そして来訪時に貰える財布がかさばる事で有名な30円割引券をゲットする。
サウナ時におけるドリンコ代が惜しい場合は昭和浴場ご自慢の飲める地下水を利用すればいいし、月曜日に行けばうまい棒だってもらえる。
これはマジでDoかしてるぜ!と若干利益が出ているのかと心配がったりもするが、今日もその恩恵に預かり全裸となる。


#湯感
一応湯温のため隔てあったりするが昭和浴場のお湯は基本全部熱い。
壁面にある『ゆるめ』なんて言葉に騙されてはいけない、もう一度言う。
昭和浴場のお湯は基本全部熱い。
ただ慣れちめぇとこのくれぇがべらんめぇだと何故か江戸前口調な九州人。


#昭和浴場サウナ近代史
当銭湯のサウナは大体1年半の周期で板材の張り替えが行われます。
本日はその間に巻き起こるサウナ室の経過を学び、今後の昭和浴場ライフを共にjoyしましょう。

【張り替え初期】いい意味でめちゃくちゃ普通な板材剥き出しの小ぶりなサウナです。
3月7日現在はこの周期間となりますので初めての来訪をお考えの肩にはおすすめな時代です。

【中期】徐々に板材が色付き始め独特の香りを放ち始めます。
その加速度は時の経過と共に色濃く、そして強烈になっていきます。

【末期】もう臭いどうこう関係なく板材がシーソーみたいになるアドベンチャーサウナです。
その上がる板材を見て寡黙な常連さんも思わずふと笑ってしまう程の究極サウナです。


#水風呂もあるでよ
広い水風呂って正義、足とか広げちゃう、腕とか伸ばしちゃう。


サウナ終わりの脱衣所で常連である筋トレさんとすれ違う。
「よっ!お兄ちゃん!ヒゲ剃ったり伸ばしたり忙しいね〜」
「いやぁ〜無精なもんでぇ〜…」
…ってなんだこの会話、普通アイドリングとかないんかえ。


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とめどなく五十六(再登板)

2024.02.29

2回目の訪問

COCOFURO かが浴場

[ 東京都 ]

朝目を覚ますとスマホのカレンダー機能から通知が届いていた。
「今日なんか予定入れてたっけ…」
思い出そうにもまだ全然寝ぼけているので頭が一切働かない、なんなら二度寝したい。
そんな中年のボンクラっぷりを予期してか、過去の中年が未来の中年に向けメモを残しており、そのヒントから記憶を呼び戻そうとする。
『サウナ ミッシェル』
過去も現在もボンクラには違いはないので同じ中年が残した謎のワードに再び脳みそが大混乱。
「フランスけ?おフランスのおサウナけ?」
そう一頻り過去の自分に疑問を呈したところでようやくすべてを理解する。
…んで、その答えを求めて〝COCOFURO かが浴場〟に行ってきました。

#エレクトリックサーカス
薬草香る温めのお湯で呆け過ぎてしまい、うっかり大嫌いな電気風呂に片手を突っ込んでしまう。
普段なら赤子のように泣き叫ぶ中年だが、なんか今日は…きっと今日は…イケそうな気がする!
電気風呂克服の好機がついに巡ってきたと勢いそのまま電気風呂(弱)にザブンする。
これでもう私に怖いものなどないのだと。

#シャロン
イケそうな気がしただけだったし、怖いものなどあったので即刻感電をやめてサウナ室に入る。
「サンタクロースが死んだ朝に」
そんな強烈な歌い出しと共に室内には爆音が響き渡る。
調子に乗って3段目に腰を据えたもので、脳天やら肩やらがワヤになる、そんな当店名物ミュージックロウリュ。

#love lockets
懲りずにアレからまた30分経ったサウナ室。
「ツッパってトンガって愛を撒き散らすロケットになって」
嗚呼…なんて素敵な歌詞なんだと汗だくで聴き入る。
Bメロ辺りで展開される熱波対策として、サウナ利用者に貸し出さられる小さなサウナマットを肩に当てがうが、予想以上に意味がなく、あとはもうなすがまま身体全体に熱波を浴びるだけ。

#世界の終わり
こうなりゃヤケだとまたアレから30分経ったサウナ室。
昔昔、田舎のラジオ番組からとあるバンドの曲が流れてきました。
「悪いのは全部キミだと思っていた、狂っているのはアンタなんだって」
そのしゃがれた声に1発で魅了されましたが、残念ながら時代はインターネッツという便利な検索ツールが普及されていない時代、曲の終わりに紹介されたバンド名がやたらと長く『バンド名が長いバンド』と絶望的なヒントしか得ることが出来ずその日は終了。

ヘビーローテーションだったのでしょう、また別の日別のラジオ番組から同じ曲が流れてきました。
一瞬で察知してそして今度はちゃんとメモを取りました。
『ミッシェルガンエレファント』

ではでは

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キーキキー!
(何やら1匹のチンパンジーが話を聞いて欲しいようでコチラを向き吠えていますよ)
キーキーキキ!
(なるほど、1日で散々バカなことをして人間からチンパンに降格になったと)
キッキ、キ〜キキ!
(ふむふむ、んでそれは〝昭和浴場〟とは何ら関係ないので最下部に放り込んでおきましたと)
…というわけで諸々ありまして中野の地からのスターツとなります、キーキーうるさいので猿語を翻訳しました以下以降。

#和平
脱衣所で挨拶した常連の爺様が入れ違いで全裸になった浴槽エリアでブチキレていた。
他人事なので普通にカランに座り泡まみれになるチンパン、その過程で他の常連に事の顛末を説明する爺様の声を耳にする。
なにやら先程までいた若者らが備え付きのボデシャンのボトルを元に戻さないことで憤怒したとのこと。
その行為自体は完全に若者に非があるとして…
「普段浴槽エリアで筋トレ始める貴方も大概やけどね☆」
…と心のツッコミを入れ、湯船に浸かろうとカランを立ったその瞬間、コチラを振り向き「なぁ、そう思うだろう!?」とチンパンに同調を促してくる爺様。
「いや、まずなんで知ってる前提なの?」…という不可思議は置いといて、銭湯ではなるべく目立つことなくモブっていきたいチンパンにとってこの手の会話は答えに困る。
あまり考え込むのもよくないと、とりあえず自分的万能ワード「ウィッス!」を決め込む。
それ以上でも以下でもない「ウィッス」を繰り出された日にはもぅ「お、おぅ…」と返す他ない爺様。
そうなのだ、この世界はウィッスで万事休すのだ。
…とかアホなこと思いながら湯に浸かる。
壁面のプレートには『本日の薬用健康湯は「備長炭風呂」』とあるがラベンダー湯などのイベント湯以外でソレは替わるわけもなく。

#それでも、どちらでも
サウナ室の板材貼り替えが完了して数週間、まだまだ木の色合いが調子いい。
貼り替え前は腐った座面がシーソーみたいに浮き上がり自分の中でこの状態を〝世紀末サウナ〟と名付けそのいつ崩壊するやもしれんスリルを楽しんでいた。
「ふふ…もう2人座る時にギィ〜と鳴るあの不安な音も暫く聞けなくなるのか…」
…とか感傷に耽るわけない、俄然綺麗な板材の方がいいに決まっている。
ちな板材の貼り替えは1年半の周期で行われることが判明。

デッカい水風呂は正義だし
その水は地下水で飲めっし。
これで520円とは素敵だし。
違う、月曜日は10円菓子が貰えるから510円だし。
それはそれでより素敵やし。

それでは以降は『#新人類になる前に』『#西城悲劇』『#悲劇観劇』の順でお楽しみ下さい。

ではでは

月曜に貰えるヤツ

チョコがコーティングされてる分うまい棒よかお得です。

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ご近所開催のくせして完全に乗り遅れた『すぎなみ銭湯スタンプラリー』に手を出そうとインターネッツで情報収集、そんな中スタンプラリー繋がりである情報が中年にもたらされる。
妖怪総大将水木のしげる御大の棲家である調布市が主催する『ゲゲゲのスタンプラリー』
その衝撃なるイベンツを知った瞬間、杉並のすの字も忘れ京王線に揺られておりますた。
今回はそんなゲゲゲなスタンプをラリった先の終着ポインツ深大寺からのスターツです。
〝深大寺天然温泉 湯守の里〟

#開幕お詫び
楽しかった調布の思い出をツラツラ書き連ねまして…んでその呪われた文章群を投稿しようと文字数カウンターで計算しましたところ…
1956文字とか出まして…
まぁ描き終えた段階でわかってはいたんですけど…
「嗚呼…こりゃもぅ編集でどうのこうの出来る次元じゃないな…」
…ってことで今回はただでさえ意味不明な文字列が続くこの怪文書をより一層垂れ流す奇策に打って出ます。

#他1

#露天の感じ
東京黒湯が大好きな中年にとってはそこはパラダイス。
何故かアンモナイトの化石が出迎えてくれる露天エリアをこれでもかといわんばかりに浸かり散らかし禁じ手としている〝サウナ前の水風呂〟をいよいよ大開放。
その過程で唯一やれかした事と言えば、腕にしてたバングルを付けたまま湯に浸かったこと、その顛末は当然えらく酸化して黒なった。

#蒸し中年
「あぁ…このお水ったら腸ちべたい☆」
…と、いよいよ冷水機の温度にまで感動し出して入室するスチームサウナ、先ほど抱いた不安を即座にお詫びに変える。
なんやかんやあって1週間ぶりのサウナが大きく作用したか凄く居心地が良く感じる…というか随分とその場に居座ってしまう。
その証拠として〝中年より後に入った若者が一旦出て休憩して戻ったら、まだそこにいた中年と一瞬目が合う〟と、いう今日1どうでもいい出来事が起こる。

#自然
地元の人からするとありふれた日常、そのなんら有り難がっていない感じが羨ましくて仕方ない緑を主とした外気浴。
ユラユラ湯に射す木漏れ日の光をボンヤリ眺めとんでもない睡魔を誘う。
歩きまくった疲れか、はたまたこのロケーションに見事してやられたか…それはさて置き寝て起きての繰り返し。

#他2

…ってことでまた来年ゲゲゲなラリーのこの時期に遊びに行かせてもらいます、それまでどうかお元気で調布のピーター・ラビット。

ではでは

中華料理 八幡

ラーメンとチキンライス

水木御大、そしてつげ義春も食べたであろうそんなラーメン。水をセルフでやると女将さんに感謝されます。

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ケツがある状況で残り3時間の猶予、この時間的塩梅は言わずもがなサウナな頃合いですねと東京メトロを乗り継ぎ稲荷町。
ご立派なビルを携帯カメラでパシャリして受付で3時間コースの支払いを済ませ脱衣ロッカーに向かう。
浴槽エリアをズカズカ行ってカランにドカッと座って、追い歯磨き粉で歯をワシャワシャいわせながらあることに気付く。
「…あれ?つうか受付以降誰とも会ってなくね?」
その真相を解明しようと急ぎ泡まみれの口を濯ぎ各所に捜査網を拡げローラー作戦を展開します、全裸サウナ私服警官誕生の時です。
そしてその結果が以下です。
『現在〝サウセン稲荷町店〟貸切状態也!』

#降って湧いた貸切サウナ
闇雲に急いだところで所詮はかりそめの貸切状態、どうせ他の客がすぐにやって来るさとボンクラいつも通り湯に浸かる。
浴槽からはボコボコと音が鳴り、テレビからは相棒であるミッチーとカルフォルニアコネクション2人の会話が聴こえてくる。
この騒々しい状況下で自分の声が打ち消されるかどうか試しに「誰かいませんかー!」と大声を発してみる。
「ハ〜イ…いまぁ〜す…」
なんてことは当然ないのだけど、万が一そんなか細い声で不気味な返答があったなら、それはそれでさっき各所を見て回ったぶん超怖いな…といらんサウナ怪談を妄想する。

#未だ奇跡の貸切状態
…で迎えるドライサウナ。
3段構造の最上段に腰掛けるが造り的に座面が浅く、それよりも余裕のある中段に位置を変えじっくりひとり至福の刻を体感する。
室内テレビでは引き続き相棒である檀れいと伊藤蘭を嫁に持つ2人の男の会話が聞こえてくる。
別の時間で受けた熱波サービスは夕方17時以降2時間おきに3回開催、その際キューゲルを使いタオル捌きも本格的な女性スタッフのアウフでまた幸福な刻を得たりした。

#いよいよ
東京から人が消失したのでは?と勘繰りたくなる貸切状態で挑む14℃の極冷水風呂。
「ここの水風呂みんな冷た過ぎて長居しないから結果だいたい貸切なんだよなぁ〜」とか身も蓋もない事を思う。
「どひゃ〜!」
どうせ誰も来やしないし折角なんで敢えて大袈裟にリアクションしてみたりした。

休憩中ようやく他の客が現れ奇跡の貸切サウナは無事終了、腹が減って仕方がないので残り2セットは食後に回すとして、この極上の貸切状態を是非にと思い後続に譲ってあげる優しいサウナ全裸紳士。
仏を見るような顔で「五十六様ありがたや!」と感謝を口にする後続のオッサン。
「よせやい…この礼は俺でなく受付に言っとくれ…」
去り際の決めセリフもバッチリ考えたがもちろんソレを披露する場があるわけもなく。

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サウナラーメン

お冷のおかわりに加え、館内着のおかわり必至の汗だくラーメンです。肉味噌で一瞬甘いですが結果辛いです。

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とめどなく五十六(再登板)

2023.11.07

1回目の訪問

COCOFURO かが浴場

[ 東京都 ]

朝目覚めたその瞬間から既にサウナを欲するという怪現象に見舞われる中年。
天気予報を確認し今日の洗濯を諦めたらもうそこからは自身の行動限界その最速を行く中年、洗顔歯磨きすら怠り家を飛び出し東京メトロを乗り継いだ。
『王子』という『八王子』と比較すると王子の数という意味では負けている駅に降り立ちゆるい坂を登り終えたところに其処はあります、〝COCOFURO かが浴場〟

#ボケとツッコミ
券売機で支払いを済ませ豊富なグッズ売り場を流し見て男湯の暖簾をくぐる。
横に立つ見知らぬ爺様と同じタイミングで脱衣していると、唐突に「今日混んでました?」と質問を受ける。
はじめ「いや…そもそもホラ、俺まだ服脱いどる途中なわけやし、だから浴槽にすら行ってないわけやしね…だからそんなん知らんよ!」と長ツッコミを入れたくなるが、そこは優しく「どうでしょうね〜アハハハ」と便利なフレーズでその場をはぐらかす。
以降中年はその爺様から目が離せなくなるがその後は特にお変わりないようで。

#ミヒとマル
薬草湯に浸かり浴槽エリアを観察する。
各々自前のサウナ帽を被りサ室へ入っていく人たちを見てミュージックロウリュの頃合いだと知る。
気分的に音楽はまだいいやとお湯と戯れているとノリノリのミュージックソンが聴こえてくる。
『ミヒマルGT 気分上々↑↑』
サ室から漏れ聴こえる「Hip-hop oh〜♩ピ〜ポ〜♪ かけてよミラクルナンバ〜♫」のサビのええとこ。
このボーカルのミヒの相方で、横で「ピーポー」言うてたマルは今どこで、何をしているんだろう…となかなか余計なことを思う。

#絵理子と多香子
ミヒとマルが歌唱を終えたサ室会場には、まだその白熱したステージの余韻が残っているのかめっぽう熱く『最上段だけは絶対に控えておこう』と予習の上で挑むその日はじめてのミュージックロウリュ。
室内が赤く色づき簡単なアナウンスが入り、歌い出しでようやくわかるアレンジ.verの『SPEED wake me up!』を聴いていると、時間差で降りてくる熱がサ室を支配する。
跳ねっ返りでくる熱のせいかやたらと背面にダメージを喰らい頭がヤケを起こし『SPEEDの仁絵が、もう泣かない…言うまでサ室を出られま10!』という珍妙な企画を思い付き何故か決行する中年。
ダメージ軽減のため設置面をなるべく減らそうと小さく縮こまり、ようやく仁絵が「もぅ、泣かない…」を言ったところでコチラは半泣きでサ室を出た。

その後も色々あったけど、もうコレ書いてる段階で文字数オーバー感プンプンなんで全て省略します。
まぁ兎にも角にもそんな1日の始まりでした。

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とめどなく五十六(再登板)

2023.10.31

1回目の訪問

大黒湯

[ 東京都 ]

不定期休業の清春湯にやってきてしまい絶望に暮れる。
身体が完全にサウナを欲しているので道先案内人であるGoogle先生に最寄りのサウナ付き銭湯を検索してもらい〝大黒湯〟が該当する。
過去2度ほど訪れたことのある銭湯だが『2階にサウナがあったのと外気浴エリアでタバコが吸えた』以外の記憶がなく久しぶりの来訪してみることに…

#セレモニー
清春湯からオンボロ自転車を走らせ5分、外観こそ東京ビル型銭湯のソレだが脱衣所はなかなか年季が入っていい感じ。
脱衣ロッカーにお洋服をブチ込みながら壁面の貼り紙に目をやる。
『親切丁寧 まごころセレモニーなかむら』
なかなか風呂屋で見かけることのない葬儀屋の貼り紙を見て「もし水風呂でヒートショックを起こし逝くことになった際は是非なかむらを利用させてもらおう☆」そう遺言めいたことを思う。

#お湯の違い
カランで身体を洗い湯船に浸かる。
よく行く馴染みの銭湯より湯が熱く感じるが水温計を見てみると実際そうは違わないからアラ不思議。
「まぁ結局その日のコンディションとかあるからね…」
人体の不思議を追求することもなく適当な答えでその謎に蓋をした。

#行列の出来るサウナ
中野の銭湯で1番混んでいるサウナとなると大方は都内人気銭湯『松本湯』を連想する人が多いだろうがそこは異議を唱えたい。
確かに規模感的には松本湯で間違いないのだがサウナ待ちの列が発生する率でいうとこの大黒湯も負けちゃいない。
そういえば過去にも同じことがあったなと思い返し、サ室へ上る階段に全裸で並ぶ野郎連中その3人目の仲間になった。

#18禁
サウナ待ちはまだまだ続きそうなので3セット予定を『渾身の2セット』に変更して、その分長丁場覚悟で迎えた1セット目が終わり、その横の水風呂に浸かる。
自分同様サウナ待ちをする客の視線を受けながら悦に浸かり惚ける中年。
休憩スペースに腰掛け目を閉じ来る2セット目に向け英気を養っていると人の気配を察する。
その気配が目の前に感じられ「あぁ、俺の横に座るのか…」とか思った瞬間左乳首をこねくり回される中年。
はじめ「俺はモテキの時の長澤まさみとか大好きだー!」と吠え散らかしたろか思うたが、過去タイバンコクから都内ジビエ屋、そして他所のサウナ施設各所で似たような状況に遭遇しているので、そこは冷静に目を見開き「俺違う!ダメっすよ!」と叱りつけた。

帰宅後のテレビからは全国各地のハロウィンニュースが映し出される。
「お菓子あげなかったからイタズラされた…」
そんな極上のオチが着いた本日10月31日。
happy Halloween

ではでは

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53
たからゆ

[ 東京都 ]

ここに3人の男がいる…
残業がつづき書類の山の中脳みそが爆発寸前のところでサウナを欲した男。
日々のテレワークで出不精に陥りその対策として他人の日常を垣間見ようとした男。
そして『銭湯に通っている』ただそれだけの理由でそれらに付き合わされるハメとなった男…というか中年。
今宵は新装開店に訪れて以降計3回の〝たからゆ〟体験記を上記参照の男達の証言を踏まえ皆様と一緒に振り返っていきましょう。

#証言:残業つづきの男
「今までのサウナで1番熱かったです!!」
サウナ終わり野方の四文屋でそう言いながらビールを呑み串を口元に運ぶ青年。
それを聞き気分よく永遠サウナ雑学を垂れ流そうものなら、歳が10個も離れた青年に「うわっ!なんかこのオッさん偉そう…パワハラ!」と裁判に発展し、敗訴、賠償、自己破産までの絶望が予期されるため「砂肝食っていい?」ととぼけた受け答えをし遠慮がちに鼻を高くする。
青年はブームに乗ってやってきた今風のサウナー、共通の話題にお酒が進み終いには店出てすぐのカラオケ屋で『世界で一つだけの花』を互い大絶叫する始末。
呑む前に「仕事の話はなしね」と約束した効果が存分に出た。
そんな夜をありがとう、たからゆ。

#証言:出不精に陥った男
「たからゆがあんなんなるとは…」
そう言うのは引き篭もりに拍車が掛かり最近ではいよいよドライフルーツやら米麹やらを作り始めた男、通称週1ジムサウナ程度の男。
互いに通った経験のある銭湯のリニューアルは感慨深いものがあるとサウナ終わりの野方の王将で飯を食い酒を呑む。
「地元の人間からすると銭湯で街が活性化するのはありがたい」と只のパンピーの分際で偉そにソレっぽい発言をするもんで「なに?キミ市議会議員にでもなんの?俺その発言は賛同するもののとして、キミに1票投じる気ないよ」と明らかな政治的考えの違いを表明し「はっ?」って言われる。
まぁなにわともわれらしいです、たからゆ。

#証言:とめどなく五十六
…とかなんとか書いてきたわけなんですが、肝心のリニューアルされた〝たからゆ〟について何ひとつ触れていないことに今気付きました。
んなもんで此度野方に現れたサウナ界のホープ『たからゆ』の全貌については以下をご確認下さい。

ではでは

#提出物:参考資料
料金:入浴520円 サウナ料金500円(小タオル1枚付き)
風呂:白湯ジェット(40℃)、炭酸泉(38℃)、半外気エリアにシルキーバス(42℃)、水風呂(16℃)
サウナ:定員12名/毎時0分から20分おきにオートロウリュ/ゲリラ熱波も有
休憩:半外気エリアで5人分の休憩可、浴内、脱衣所にも有り

野方ホープ 野方本店

背脂ちゃっちゃかラーメン

『花道』『輝道家』など野方エリアはラーメン激戦の地です、その中でも老舗といえばコチラでは。

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とめどなく五十六(再登板)

2023.10.13

4回目の訪問

松本湯

[ 東京都 ]

8月の終わりに「毎日納豆食ってるから!」との謎理論でコロナ感染から逃げ回ってきた友人の週1ジムサウナ程度の男が残念ながら御用の運びとなった。
完治後大事に至らず何よりと安堵していたのも束の間、間髪入れず2発目のコロナを喰らい約束していた食事の予定が潰れた。
あまりに早過ぎる2度目の感染に流石の性悪も『悲惨!』と一言お見舞いのLINEを入れ「よろしい、ならば私は即サウナだ!」と〝松本湯〟に向かった。

#ナチュラリスト
券売機が混み合っているのを見て焦る必要もないと一旦脱いだ靴を履き直し店先の喫煙エリアで一服するが「あれ?俺今日サウナ回数券で入るから券売機使う必要なくない?」とド天然を発揮する。
煙をくゆらせつつイラスト用に写真を撮ろうと携帯のカメラを起動するもインカメラモード夜露死苦、中年の汚顔が画面に映し出されせっかく沸いた創作意欲も途端に失せる。
立て続くネイチャー行為に「それが許されるのも若いうちだけなんだよ…」と落ち込みタバコを吸い終え再入店。
券売機と両生類を素通りの上受付でキャンペーン実施中のドットライナーをプレゼントされ、ドットライナーなだけに先程まであった暗い気持ちが見事白く貼れる。

#回想
脱衣所から浴槽まで至る所にドットライナー湯仕様のデザインが施されている。
流石文具メーカーが仕掛けた企画、内装の塩梅が丁度よく主張し過ぎずもちゃんと〝らしさ〟を表現している。
…とか生意気な事を思いながら寝湯に揺られ半分寝ゆ。
ドットライナーといえばガキの頃の授業時間、暇潰しに国語の教科書を虫食いの要領で一部文章を修正液で塗り潰し、その上から改め考案した文を書き繋げ物語を明後日の方向に導くというイカれたマイブームが起きた。
この魔改造にかかれば名著『スーホーの白い馬』は『ボックス買いで白い馬』になり『ごんぎつね』は当然『ごん中山』となる。
そんな悪い意味でのドットライナーの使用例、そして今も昔もやってることはさほど変わっていない自分への気付き。

#サウナ前線北上せよ
サ室は企画仕様のBGMに変更、その効果か久しぶりの来訪か原因は定かでないがとにかく最上段は腸熱い。
入室してすぐは空席も多かったがオートロウリュの頃合いになると徐々に混み合いをみせてくる。
その過程で『下段→中段→上段→上段』と頻繁に席の移動を繰り返す若者を見て「いや、上段の2回て!」と心のツッコミを入る。

帰りしな両生類に別れを告げようと水槽に近づくも尻を向けたまま全然振り向こうとしない。
「いつかきっと私のこと振り向かせてみせるんだから!」
…と中年は涙ながら家路に着く為の坂を上がるのでした。

ではでは

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とめどなく五十六(再登板)

2023.10.10

8回目の訪問

高砂湯

[ 東京都 ]

今日は嬉しい年に1度のタオル配給日。
太っ腹な東京浴場協会のおじさんがボクらの街にやってきて「今日はお祭りやからね、ぎょうさんしたってや!」と都内銭湯にタオルをばら撒く日、そしてそれの配給を受ける日、それが『銭湯(1010)の日』である。
そしてその日が定休日となる関係で今日タオルをばら撒くとのことで、仕事終わりの〝高砂湯〟に急ぐ中年。
…これイケんのか?

#犬、走る
タオルのおじさんの財布にも限度があるので配布枚数は先着順、陽もすっかり沈んだこのあるかないかの微妙な時間帯に「頼む、あってくれ!なんなら2枚くれ!」と祈る思いで暖簾を潜り挨拶がてら受付に立つ。
カウンター越しの女将の横に重なったタオルを目視して心の中でそのタオルを巻きランバタを踊る。
タオル獲得の喜びも束の間、いつものように女将に1020円を支払ったその時事件は起こったのだ。

#間
常連の分際で普段挨拶と「サウナお願いします」しか言わない間柄の女将に1020円支払って少しの間があく。
はじめに言っておくとボクは今日サウナに入らないのでお釣りの500円が欲しい。
んで、たぶん女将的にはいつもの「サウナお願いします」言わねぇな〜コイツ…から生じた間。
日常会話の流れで釣り銭を要求できれば良かったのだけども、それら日々の努力を怠って勝手に釣りが返ってくると思い込んだ怠惰の大罪、その断罪の場が今この侵されている数秒である。
懺悔と釈明の思いから勇気を振り絞りボソリ女将にこう言う。
「今日は入浴だけで…」

#陳謝
投稿者による素敵サウナ情報を共有する『サウナイキタイ』の場において、あろうことかサラリと「サウナに入ってない」との発言をしてしまい誠に申し訳ありません。
そして以降9名定員のイージーリスニングが流れるコンフォート高温サウナどころか、水温18℃〜22℃の2名定員の水風呂に対する記載もろくにございませんことを併せここにお詫び申し上げます。
しかし聞いて下さい…本日の主役はサウナでも水風呂でも外気浴でもないのです…。

#祝
本日の主役であるご存じ『銭湯の日記念ラベンダーの湯』に浸かる中年。
その香りの元となる薬草袋をガシガシ揉みしだく中年。
まだ堪能し足りないと薬草袋付近の〝左太ももの部分を当てる片方の水流装置が故障している〟という銭湯あるある最前線をいくジェット湯に浸かる中年。
そんなこんなで銭湯の日を祝して決行されたラベンダー温冷交代浴、無事その後は惚けて頭に紫のお花が咲く中年。
そんなお花畑の中でも、明日もまたどこの銭湯でタオルをゲッツしてやろうか目論むファンシーさのカケラもない傲慢な中年。

ではでは

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とめどなく五十六(再登板)

2023.09.28

1回目の訪問

空いた地下鉄に乗り目的地に向かうその最中、偶然隣に乗り合わせた赤の他人に話しかけまくるマダムに遭遇する。
「どこへ向かわれるの?」「何の本を読んでいらっしゃるの?」と座る両隣の乗客に対するなかなかパーソナルな質問事項も、返ってくる答えはすべて薄口のため会話が一向に弾まない。
その会話が終わるタイミングで一瞬目が合い、順番的に次は俺の番かと来るその時に備え脳内シュミレーションに精を出す。
「過去脳天を割られたことはおありで?」
「えっ?いや、ないです…」
そんなゴミのような予習を終え、いよいよ実戦だと覚悟を決める。
車内に響く電車の走行音、会話はまだない。
次の到着駅を告げる車内アナウンス、会話はまだない。
他の乗客が持つ携帯の振動音、会話は…
「いや、質問してけぇへんのかぁ〜い!!」
中年の心の雄叫びが日比谷線にこだましたところで今日は築地の〝ココネ〟に行ってきました。

#端折ります
9月末までは1200円、安い!
サウナバッグの中身を確認、白タオルデカッ!
脱衣所から浴槽エリアへの入り口の雰囲気が神田セントラルのソレ。
白湯は40℃弱、炭酸泉は36℃とずっと惚けていたい温度設定だが、なんたって横のサウナ室がボクを呼んでいるので長湯はまた今度。

#出題
「熱いけど出たくない、息苦しいけど心地いいサウナってな〜んだ?」
そのなぞなぞの答えがあるような極上セッティング、アウフもロウリュもない必要ない。
その謎を解き明かしたご褒美が以下に記す超不思議体験アンビリーバボ。

「なんだかんだで18℃くらいが丁度いいね…」と浸かり終えた水風呂の感想を抱き椅子に座りゼェゼェ〜言うていたまではまだよかった。
呼吸が落ち着き目を閉じ少し経ったくらいにやってくるキラキラした〝ととのう感〟とは全然別物の黒い重圧。
特に心臓音や呼吸等に乱れはないが、身体と瞼が重く意識が飛びそうになる。
んで、その瞬間こう思う。
「いや別に飛べばよくない?」
意識のスイッチに手を掛けたその刹那、再び来る強みを増した黒い重圧。
「あ、うそうそ!ゴメン!」と急に怖気付いてブラックアウト目前のところで黒い重圧を耐え続ける。
「いやいや意識さん、もぅホンマかなわんな〜!そんなもん冗談ですやん〜」…と笑って話せる今夜はいいね。
頭の中がwow wow tonight。
そんなボクの経験則、意識の底に尻が着いた瞬間のお話。

ではでは

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とめどなく五十六(再登板)

2023.09.25

6回目の訪問

saunaサンデッキ

[ 東京都 ]

ビール2杯で何故か猛烈な二日酔いに見舞われる悲劇の中年。
それでも始業の刻はやってくると、口内変換がバグを起こし「あいうえお」が「らりるれろ」と化す呂律の中やっとこさ仕事を終える。
帰宅後シャワーを浴び飯も食わず即寝で5時間、途中目覚めるもまだ足りぬと二度寝を敢行、んでコレがバッチリ決まり計10時間の睡眠を得る。
活力みなぎる復活の朝、ここで1発ドカンと高円寺の太陽〝サウナサンデッキ〟
これを経て復活に加え覚醒の朝を得ようとした算段。

#太陽の門
アウフグース、物販、飲食強化など様々な趣向を凝らし沸くサウナブームなどどこ吹く風かとなんもない受付、あると言えば値段表くらいなもの。
「高円寺の太陽はこうでなくっちゃ☆」と、この施設の潔さに惚れ惚れして階段を上がる。
ただ飲食コーナー廃止の際も思うたが、どうか太陽頼むから沈んでくれるなよ少しいらん心配などもした。

#早風呂
時間短縮の為シャンプーで全身を洗うという荒技を繰り出す人の底、その後ボタン1プッシュで3分程度噴射されるジェット湯に腰を当て急ぎサウナ室に駆け込む。
全然物足りない入浴時間だが、70分コースではどうしてもこの辺りを削る必要があると毎度後ろ髪を引かれる思い。

#その時
サ室のTVではワイドショーが流れており、その番組内で数ヶ月前に営業を始めた六本木のテルマー湯が特集されていた。
こりゃいいぞ視聴を始めるが視力が絶望的な為なんのこっちゃかようわからんのでほぼラジオ状態でその特集を楽しむ。
リポーターが「この施設では音楽に合わせてロウリュサービスが受けられるスポットがありまして」と、その時の様子がテレビに映し出される。
その際に使用されていたBGMを聴きハッとする。
芸能山城組『KANEDA』
その功績の偉大さ故〝以前以後〟と業界にひとつの境界線を引いた大友克洋原作監督のアニメ映画『AKIRA』のメインテーマ。
…そうか『KANEDA』かと一呼吸つく。

#語彙の崩壊
いやなに?ギロッポンのテルマにはAKIRA流れとるんけ?マジなにそれ最高じゃん!今度行こう、絶対行こう!あっ!VTR終わった!なんだよ〜1曲丸々流せよテレ朝!スタジオの一茂(長嶋)が「いや〜行ってみたいですね☆」だって!なんかめちゃくちゃサウナ似合うな一茂!そんな事より大友いいよな〜☆あんなうまく絵描けたら人生楽しいだろうな〜!よっしゃ、家帰ったらわすもパツイチ絵描いたろっ!

…で、その結果がコレ。
大友克洋に辿り着くにはまだまだ前途多難、その未来は光年彼方先とみた、高円寺の太陽サウナサンデッキなだけに…

オアトガヨロシイヨウデ

ではでは

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富士見湯

[ 東京都 ]

駅のホームで始発を待つ人を観察する。
夜勤明けで意識朦朧の外人、堅気にみえない小沢仁志似、アフター終わりでお酒の力を借り騒ぐ嬢、んでそのカモ。
そんなハードコアな人々の中で最も珍妙で稀有な存在、それが朝も早よから銭湯に行こうと企む中年である。
まだ夏の残り香が漂ううちに、ほぼオールナイト営業の〝富士見湯〟展望デッキで至福の一時を堪能したいと電車に乗り込んだ次第、立川辺りで完全に夜が明けたそんな1日の始まり。

#disコミ
最寄り駅からの道中犬の散歩をする人達とすれ違う。
最近犬に触りたくて仕方ないので「おはようございます!かわいいワンちゃんですね!」と声を掛けてあわよくば犬をナデナデさせてもらおうか思うたが、見てくれから輩(やから)感満載なもんであえなく断念。
富士見湯に到着して支払いを済ます際、女将に自作の銭湯御朱印帳を褒められ、嬉しいやら恥ずかしいやらでどんな顔していいのかわかんなくなり「ウィッス」とアホみたいな反応をみせ『人間不慣れ』の才を存分に発揮する。

#銭湯GangSta
故障中の寝湯を横切りカランで身体を洗っていると、各所に取り付けられたシャワーの水漏れチェックをして回る店主と思しき全裸の爺様を発見、恰幅のいいその身体にはギラギラと光るネックレスにブレスレット、そして両手には無数の指輪をはめ、まるでHIPHOPスターみたいにbling-blingしている。
「銭湯で口頭の戦闘!先導する気は毛頭NE-YO!」
そんな韻踏んでんだか駄洒落言ってんだかよう知らん地獄のパンチラインを武器に全裸店主に妄想ラップバトルを挑み、温度の違う3種類の屋内風呂と露天にあった林檎の香りのする湯を堪能した。

#瞑想と煩悩
瞑想サウナと銘打った黒を基調としたサウナ室、床には水の入ったロウリュ用の桶が置いてある。
瞑想が捗るようにと木の仕切りが張られた最上段に腰掛け視線を遮断してソレっぽく胡座をかいて汗をかく。
放っておくとすぐ水墨画で川魚を描こうとする片岡鶴太郎実践のヨガ呼吸法でソレっぽさに磨きをかけようとするが、実際やってみると超疲れるし全然落ち着きゃせんので速攻で鶴ちゃん式呼吸法をやめ、その後はダラダラと人が差すロウリュ熱を耐え忍んだ。

18℃と表示はあるがの割にはパキッと冷たい水風呂に入り、この夏露天エリアに新設された工事現場用足場階段を上がり展望デッキの椅子に腰掛け休憩する。
視界には茶色い外壁と青い空のシンプルな光景。
ノイズが少ないその2色の世界に風が差し込みチリンと風鈴が鳴る。
それを受けキラリと一筋のヨダレが口元を伝いアババアババとそのヨダレを口内に吸い戻した。

ではでは

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76

とめどなく五十六(再登板)

2023.08.20

7回目の訪問

高砂湯

[ 東京都 ]

大阪中年ひとり旅を画策する(土地勘皆無)。
大阪入りしてすぐ東京で見逃した冨樫義博展を鑑賞して、太陽の塔で活力を貰い、その日は梅田のニュージャパンでサウナ三昧の1泊目。
翌朝からは安藤忠雄の『住吉の長屋』や、じゃりん子チエが好きなもんで新世界付近をえっちらほっちら、んで汗かいたらサウナでっせとDESSEへ行く、夜は吉本の劇場で金属バットの漫才見て大東洋でサウナナイトフィーバー2泊目。
翌朝帰りの飛行機までアメ村で古着なんか見て、また汗かいたらサウナ入って、なにけんポーズ決めて東京に帰る。
なお大阪滞在中、必ず肉吸い定食は食すこととする。
…うん、我ながらよくわからないプランニングだがそんな超適当旅行の前日、つまり今日の出勤を迎えた。
そして就業時刻間際、喫煙コーナーでタバコをふかし今日あったことを整理して思う。

「あ、コレ明日ボク出勤な感じですね☆」

少し遅い盆休みが見事消し飛び、諸々にキャンセルを入れ、なんのこっちゃない日常生活がぶり返したところでサウナに入ろうと〝高砂湯〟に行きました。
実のところ、そう落ち込んでいない自分が少し怖いです。

#サウナツムツム
都度同じ席に座り、マイ尻汗のせいで全然乾いてない激熱サウナマットに恐怖を憶える。
「この尻汗たちはもう暫くするとボクを火傷に追い込むのではないか…」などと今日イチどうでもいい事を思う。
独占状態の水風呂で冷や冷やしていると、他の客も水風呂に入りたそうだったので、少しだけ広くバイブラがより効いている方を譲ってあげてコンマ数ミリ程度の徳を積む。

#処世術
露天の外気浴エリアで半寝を決め込んでいると、あきらかに絡んではいけない系の人が他の客連中にキレている声でハッと目覚める。
内容がアレなもんでそのキレている詳細はさて置いて、このようなお方がいる場合『即撤退』こそが最良策だと、一段落したところで、まだ湯に浸かる気マンマンのめんどい人を華麗に横切り脱衣所へ急ぐ。
「この勝負あったな…」と身体を拭きながら勝利のお茶に酔いしれていると、まだ怒りが収まらないめんどい人が予想よりだいぶ早くに脱衣所へ戻ってきた、しかもボクの脱衣ロッカーのすぐ横。
「あ、コレ終わったわ…」

#回顧
晩年とめどなく五十六は、その時の様子を思い返しこう語った。
「長い人生あんな緊張した着替えはない」
そしてロッキンチェアに揺られこう続くのだ。
「あの時は無事高砂を脱出できて2度勝ったと思った」
そう言うととめどなく老人はそっと瞳を閉じ、色々あった本日におやすみを告げるのでありました。
その夢の世界には当然イラストもサ飯もありません。

ではでは

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saunaサンデッキ

[ 東京都 ]

野球大好き芸人伊集院光に言わせると、大前提に野球に関する考えが保守的であることを明言しつつ、今年から運用を始めた日ハムの本拠地エスコンフィールドを例に挙げ『野球にサウナは不要』とのこと。
では野球どころかスポーツ全体をつまみ食いする程度に楽しんでいるニワカ中年はというと…。
「暇なサウナで野球が観れて一石二鳥」
…ってことで今日は甲子園を観に〝サンデッキ〟に行ってきましたよ。

#課金アイテム
甲子園八日目。
1回戦では劇的な延長サヨナラを決めた地元佐賀の鳥栖工業と、今いるこの杉並もエリア内の西東京その代表である日大三高が2回戦で対戦するとのことで、こりゃたまらんと早朝の高円寺を自転車で爆走する中年。
今日は甲子園は当然として〝ある1つの憧れを叶えよう〟と環七の信号待ちで考える。
サンデッキ特有の受付方法である『入店直後に滞在時間を申告してロッカーキーを受け取る』その行動の際に声高々にこう宣言する。
「4時間コースでお願いします!」
以前まで利用していたクイック40なる40分の鬼キチサウナコース、そしてそれの撤廃後活用していた70分コースでは得ることの出来ないプレミアムアイテム〝サウナサンデッキのガウン〟をゲッツする。

#サウナ甲子園
1回の表、とめどなく工業高校の攻撃。
開店直後、客は爺様とボクのたったの2人、その状態で一目散に全裸になり身体も洗わんと、まずリモコンを持ちサ室のテレビのチャンネルをまだ朝ドラを放送中のNHKに合わせ一旦退室。
「コレでようやく準備万端!ゆっくり身体洗って湯にでも浸かりまひょ」と余裕をみせるとめ工。
1回の裏、爺様実業高校の攻撃。
洗髪を済ませたとめ工が入浴を楽しむ隙に爺様実業がサ室に入室、その後朝ドラが終る8時15分頃にタイミングを合わせ再びサ室に入るとテレビではワイドショー。
爺様実業にチャンネル替えられ、とめ工万事休すか。

#8時20分、そのこころの葛藤
なぁ〜んで朝も早ぅからワイドショーなんざ観にゃならんのだ…。
「地方の花火大会では混雑が発生して、一時現場は大騒然…」…とか、今Doでもよくないっすか爺様!?
今ね!我々がいるこの西東京を代表する高校が甲子園で野球やってますよぉ〜!?そんな事より白球を追う気高き高校球児を応援しましょうよぉ〜!

先客の爺様が先にサ室を退室後、その後入ってきた3人目のお客に対し思わず声を掛ける中年。

「(日大三高が野球やってるんで)チャンネル甲子園に替えていいですか?(ボクは鳥栖工応援しますけど)」

そんな努力の末に観るサウナでの甲子園はまた格別でした、まぁ鳥栖工負けたんだけども。
ではでは

モモヤ

チキンステーキ弁当

生涯ホットモット、オリジンに次ぐ五十六利用の愛すべき弁当屋(パン屋)です☆

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中年地獄のムーブメント2023夏!
仕事で前乗り山口県宇部市!翌日仕事を終え20年振りの友人らと再会!サウナ入って呑んで食って翌朝別れる!
その足で下関市にある、〝川棚グランドホテルお多福〟に宿泊するとめどなく一族の群と合流!
「サウナが良かったゾ〜」と嫌味たらしく言う義理の兄とその倅を憐れみの瞳で見つめる!
下関観光と実家帰省を含む一族との3日間で甥と姪のおもちゃになる!
んで九州に台風来ててビビる!
まだ飛行機が飛びそうだと少しの猶予を残し福岡入り!
この旅の疲れを〝ウェルビー福岡〟で癒そうと向かうも、浴槽掃除中とのことでウェルビってない!
えっ!?なにナニなんナノ?コレどうすんの!?
…と、まだその後ゆく施設の名前すら出て来ちゃおりませんが、今回はそんな中で慌てふためく中年からのスターツとなります。

#とめどない北極圏突破
…と、いうことで一頻り泣き叫んだところで、当サウナ検索アプリ通称ウナキタで施設検索。
九州最大の歓楽街中洲なら近くにサウナがあるはずだと願う気持ちで検索ボタンを押す。
徒歩5分圏内に〝グリーンランド 中洲店〟!
炎天下の福岡から北極圏へ向かうこの状況下、言うなればサウナと水風呂。
…は?

#変態中年現る
支払いを済ませ、サウナパンツに着替え浴槽エリアのある5階へエレベーターで上がる。
俯瞰でみるエレベーター内に佇むパン1の半裸男をイメージして「…こら変態ばい」とエセ福岡弁でポツリ呟いたところでゴリゴリのイキフン漂うグリーンランドに辿り着きました。

#中年だもの
2つ隣のカランには場所柄かテンプレみたいなホスト君、ボディケアに余念がないのか洗顔も歯磨きも労るよう優しく肌を扱っていた。
さすがプロだな…と感心しながら、コチラはもう顔面のアレやコレやがワヤしてますのでガシガシいかせてもらいました。

#別の汗
時間の猶予もあまりないと風呂も早々に高温サウナを2セット、ない時間のせいか低温サウナには目も行きませんでした。
3段構造の最上段からボンヤリ見えるテレビから『台風6号関連のニュース』
台風上陸の過程を記す九州地方の地図に見て「あと、半日遅かったら飛ばなかったかも…」と今更ながら不安がり残り1セットの余裕を残し、その後水風呂入って早上がりとした。

九州地方の皆さん、どうかどうかお元気で。

…とかカッコよく締めくくりたかったけど、東京に帰ってきたら、今度は九州を襲った台風6号に続き、7号が発生して週明け関東上陸の可能性とのこと。

…日本の皆さん、どうかどうかお元気で。
あと佐賀鳥栖工業、甲子園1回戦突破おめでとう。

ではでは

元祖 長浜屋

ラーメン

写真では添えるくらいの紅生姜ですが、その後3倍から追加で盛って食べました、もちろんゴマもです。

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色々あって山口県宇部市に放たれた中年、蜃気楼でも見えそうな炎天下の駐車場で20年振りに会う友人達の到着を待つ。
下関男と萩男、同じ山口県でも宇部市に来る機会はなかなかないと道に迷ったとのこと。
喉が渇き、唯一持つ水分『超生命体飲料ライフガード』と書かれた炭酸飲料を呑み「嗚呼…流石にこの酷暑の中でこのチョイスは…」と、素直にお茶にしとけばと後悔したところで友人らが到着。
3人とも宿泊は名前すら忘れたサウナなしのビジホ以外この後特に予定もない、なんなら立ててすらいない。
20年振りの再会をなんだと思っているのかと其々に疑問が残る中ここでひとつ唯一あった提案をする。
「〝カッタの湯〟で汗を流しましょう」

#それぞれのサウナ
賑うフロアーを掻い潜り、露天風呂で改めて再会を懐かしがるが早々にその感じも飽きる。
そろそろサウナへ行こうかとまずは塩サウナに入り毛穴をバチコン開いたろうと試みる中年3匹。
塩を塗りたくり下段でヒーヒー言う萩男はサウナが苦手らしく、これ以降一切登場しないので、サ飯コーナーでは萩男が〝俺らが寝てる隙に食いに行った〟ラーメン屋をご紹介します。
一方下関男はサウナはイケる口、次に入る高温サウナが気に入ったのか、その後2セットの行動の果て、露天に設定された椅子で居眠りこいて俺らに置いて行かれることとなる。
んで、この奇文の張本人はというと「塩サウナにテレビがある施設って珍しいな…」とか思ってみたけど、その数秒後「いや、結構あるわ…」と思い返し、まったくもって無駄な時間を過ごしたりと。

#会話になってない劇
長方形の高温サウナ室で汗をかく下関男と東京人。
その日備え付きテレビでは日本ラグビーの親善試合が放送されており「興味ある?」とポツリ聞いてみると「あんまない」と返答。
では逆に「最近の興味ごとは?」と20年の時を埋める作業に励む東京人。
「あんまないね」
そのあんまを捻り出せよ、それが会話だろ?と言って差し上げたかったが、いかんせんコチラも「いや〜、普段サウナ行って、その感想をとんだ奇文と怪画に乗せて、インターネッツ上に垂れ流してまんねん!」と、説明するのもダルいので「ふ〜ん」と受け流した、宇部市民はラグビーに興味津々だった。

最終3セットを終えての外気浴、そろそろ出ようかと横に座る下関人に目をやる。
気持ちが良過ぎたのか口を大きく開けアホ面こいて寝てやがる下関人を隣に考える東京人。
「いや寝てるの悪いし…かと言って置いてくのもなんやし…」と、後の車内でそう説明したのだけども「嘘やろ?」と、100%置いて行くであろうボクの小根の悪さを突いてくる親友の類、流石。

ではでは

中華そば 一久 新川店

ラーメン

萩男いわく「シン・エヴァにも出てたラーメン屋」だそうです、観てない2人から『2へぇ〜』を獲得しました

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