オアシスサウナ アスティル
温浴施設 - 東京都 港区
温浴施設 - 東京都 港区
#サウナ
20人が余裕で入れる大きさ。平日18時ごろ、先客は10人程度。
テレビなしで、室内はオルゴール調のBGM。
82℃と比較的数字は低めだが、湿度のためか、8~9分で十分に熱され、自分の体が「そろそろ出ようぜ」と俺に呼びかけてくる。
突然真っ暗になったと思ったら、サウナストーンに照明があたり、天井から水が落ちる。
そこまではいいんだが、その後、
光の色が青白赤と代わる代わる変化する謎の時間がやってくる。
まるで、1時間3500円の激安パブでの「ハッスルタイム」のよう。
サービスタイムに入っても、オルゴールのBGMは止まることはなく、
その肉欲的な視覚とは対照的に、スピッツの名曲「チェリー」が流れていた。
いずれにしても、ロウリュウ自体はとてもありがたかった。
#水風呂
積み上がった石をつたって冷水が水風呂に落ちる。
天井からは深い青色の光が照らされ、澄み切ったグラン・ブルー。
17℃の冷水の中に身を沈めると、最上級の癒やしに包まれる。
#ととのいベンチ
バキバキにととのうと他のサ活で書かれている、2つととのいベンチは、常に埋まっていた。
20人ほどのなかで、そこにありつけるのはたった2人。
選ばれし者は、恍惚を極めた表情でととのいベンチの快楽を享受している。
その隣で、長ベンチにいながら次の座を虎視眈々と狙う者たち。
その画は、弱肉強食の現代社会の構図をまじまじと映し出している、ように見えた。
しかも、ととのい椅子は下半身が上にせり上がる形状になっているため、タオルをふわっとかけるだけだと、その人のブツが嫌でも目に入って来る。
文字通り、「裸の王様」。すこし滑稽で笑えてきた。
「もし、自分が座るときはタオルで全部を隠そう」と言い聞かす。マナーとしてね。
一旦、「王様」は諦め、長ベンチへ。
一角には床の高さの洗面台があり、お湯と水に足を入れることができた。
蛇口をひねり水を出して、足を入れてみると、じんわりと気持ちいい冷たさが足下から上ってくる。これはこれで良き。満足。
そうこうしているうち、ひょんなタイミングで「王様」の椅子がひとつ空いた。
すかさずその場をゲット。腰を下ろし、流れるような曲面に身を委ねる。
おぉぅ、超気持ちいい~~~。絶妙なフィット感。気持ち良さのレベルが違う。
「王様」の席に座っているという優越感もさらに、快感を増幅させていた。
目を閉じると、意識が遠のいていく。あぁ。
そんな感じで寝落ちと覚醒の間をさまようこと約5分、
あることに気づき、自分の下半身に目を向ける。
「いけねぇ、俺も裸の王様になっていた」。
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