【閉店】京極湯
銭湯 - 京都府 京都市
銭湯 - 京都府 京都市
「変わっていくことが変わらないこと」
学生時代に何かで見かけたか聞いたかでしばしば頭をよぎる言葉。
先の錦湯を追うように京都銭湯の閉業が続いている。
本日訪問した京極湯さんも、8月28日で75年の歴史に幕を下ろすという。
出張から帰ってきたばかりだけど、シュンくん誘ってお邪魔してきました♨️
京都市上京区、西陣京極と掲げられた門看板の裏路地(土屋町通?)にひっそりと佇む銭湯。
公衆浴場マークと玉模様が〝京極湯〟の字面の強さを打ち消す可愛い看板や、独特のペイントが施されたポップな外壁が癖の強さを感じさせる笑
店舗入口や脱衣所にも閉店のお知らせが貼られており寂しさを感じます。
設備老朽化とのことですが施設内は清潔で、東映の古い映画ポスターや浴場組合の年季ものの掲示物などが老舗の雰囲気を醸し出します。
めちゃくちゃ渋くて気に入ったのが戸口手前に貼られた【NO SENTO NO LIFE】と添えられた写真。
京極湯浴室を使われたもので、思わず写真に撮らせていただきました🙏
店舗入口に掲げられた京都銭湯提灯と胡蝶蘭。
屋号の書かれた手作りの脱衣ロッカーや傘立の木札。
数字や目印の書かれた使い込まれた柳行李。
年季は感じるも清掃の行き届いた浴室まわり。
薪沸かしのしっかり熱い深湯は京都クオリティ。
サウナ室の壊れたスピーカー。
落書きされた水風呂のライオンちゃん。
One more time、One more chance。
入る客帰る客にご主人が丁寧にご挨拶されておりました。
もちろん一見のわたしたちにも🙏
変わっていくことが変わらないことだけど、無くなりゆくものに敬意と感謝を。
京極湯さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
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