湯ごころ ゆるり
温浴施設 - 愛知県 春日井市
温浴施設 - 愛知県 春日井市
【漆黒のサウナ】
台風が温帯低気圧に変わり、朝から風が強かった。
でもこの風で"ととのえ"たら気持ち良いだろうなーと思えるようになれたポジティブシンキング。
「笑福の湯」本日のイベント"漆黒のサウナ"。
照明やテレビを消して、通常よりサウナ温度を上昇させ、"精神と時の部屋"を再現?
ある意味その尖った企画に、
"ほんとに春日井のスパ銭でそんなことやるんすか?"
"ここに来るお客さんはそれを求めているんすかね?"
ヤンキーでらそが尋ねる。
事の顛末を見てみようと入湯。
午後7時。1時間のイベント開始。
サウナ室は意外にも満員。
まるでイベントを待っていたかのように集まってくる。連休最後の夜にこの人の入りは予想外。
テレビが消され、照明が落とされる。
部屋の灯りは、光取り込み口からの間接光と、足元注意のランタンのみ。思ったほどは暗くない。
しかしテレビが消されたのは影響大で、何か気まずい空気が流れていた。
始まって数分、何人かがサ室を出て行く。
"そりゃ、そうだよな"
しかし、すぐに変わりの人が来場する。
"えっ?待ってた?"
2セット目、3セット目。
人は常に10〜15人をキープ。
真っ暗なモニタと、薄暗い室内。
いつもより設定温度が上がっているストーブ。
聞こえてくるのは、ストーブの金属音とおじさんの呻き声のみ。余計な情報は入ってこない。
思わず立ち上がって、
「皆さん、ほんとにこれで良いのですか?」
とか聞いてみたくなる。
目の前にスキンヘッドの方がいたからではないが、延暦寺の千二百年間灯り続ける法灯を前に座禅しているかのごとく、おのおのが自分だけになり焼かれていた。何か神聖な儀式みたいに。
フィンランドではこれが当たり前なのだろうか。
汗だくの全裸ジャパニーズオッサン達ではあるけれど。
水風呂で気が抜けて放心した顔の人の横に座るのは、なんか嬉しい。
インフィニティチェアの角度を倒しきり、オルゴールVerのミッキーマウスと風鈴の音、台風もどきの強風に吹かれるのも、かなり気持ちが良かった。
この体験は後でくるやつだ。
サウナは凄いなと思う。
笑福の湯さんの挑戦に拍手。👏
男
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