世田谷温泉 四季の湯
銭湯 - 東京都 世田谷区
銭湯 - 東京都 世田谷区
サウナの頻度が極端に減ったことには理由いくつかあって
1.引越したことによって物理的にサウナが遠くなった。
2.激務
2つに分けたけれど実質この理由は繋がっていて、激務であったとしても一瞬の隙をついてサウナだけは行っていたのだけれど、一瞬の隙では行けないくらいには遠くなってしまった。
今は外に出た時がチャンスで今日は小田急線沿線で予定があったので地図を睨んでここに決めた!
四季の湯。
世田谷スタンプラリーで来て以来の訪問だ。
開店直後の時間だけあって狭い浴室は大混雑している。
体を洗いサウナへ向かう。
L字型の室内に4名の先客、上段に座り見るともなくテレビをぼんやりと眺めていると、常連と思しき斜め向かいに座る先輩2人組が楽しそうに話している。
話題はもちろん「道」の話し「どこどこになになにができる」「どこどの鰻屋がうまい」などと話した後にどこにあるかについて道の話しをたっぷりとする。
その後はもちろん「健康」の話し、どこのサウナに行ってもおじさんたちの話題は「道」そして「健康」だ。
他に話題はないのか!などと鼻にかけていた時代もあるけど今となっては「道」と「健康」の話しが好きになってしまった自分がいる。
目下のおじさんの悩みは正座ができなくなったことで法事に行った時に正座ができないことに気づいてショックを受けたらしい。
聞き役のおじさんはお風呂に入った時になどに少しずつ伸ばすといいよ、とアドバイスしている。聞き役のおじさんは体のことを勉強していたそうだ。
なるほどななどと椅子から降りて地面に座ってストレッチをし出した、するともう1人おじさんも、こうやるんですよ、実演しながら背中を押してあげる。
なんとも優しい世界が広がっている。
私も股関節を痛めて以来毎朝ストレッチをしてるんですよ。などと話に加わりたい気持ちになったけれど私のような不惑男では「若いな〜」などと一蹴されることだろう。
自分も歳をとると歳をとった人の気持ちが分かってくる。若かりし頃はチンタラ歩きやがってとか健康の話ばかりしやがってとか思っていたけれど、あれは全て本当でどうしようもない。
今では寄り添えるようになってきた。
人間は体力があるうちは経験が足りなくて、体力が無くなると経験が増えていく。
この絶対的なルールどうしても縛られてしまう。このルールを変えることができたら真の平和が訪れるのかも知れない。
などと考えながら残りのサ活を楽しむのだった。
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