サウナ金融

2019.06.17

1回目の訪問

サウナ:10分 × 5
水風呂:3分 × 5
休憩:2分 × 5
合計:5セット

一言:「サウナストーンから共鳴する歓喜のファンファーレとは(前編)」



「札幌2歳S 平成25年5月24日」

錦糸町名物サウナに辿り着き、日曜21時のワイドショーを楽しみにサ室に入ると目に入ってきたTV画面の文字である。

「栄光の名馬たち」

濃い。実に濃い。
やはりここは錦糸町。サウナと馬は切っても切れない関係なのか。

そう言えば、同所の楽天地スパにいたサウナーもその日のレースを討論していた。

「豪に入れば郷に従え」

それ以降小生はひたすらに「平成」のレースを刮目し続けるのでたる。


「平成25年 5月阪神ジュベナイル」


同席するサウナー達は過去レースを見て楽しめるのだろうかとふと思う。ただ


「平成25年5月」に焦点がつく


それは小生が大学入学→新歓とかイロイロと楽しんでいた時期......


あのワイワイしてた一時の輝いた時間、その一方で阪神競馬場でこんな渋いレースがあったとは。


ここから小生は各レース映像→その当時の思い出を振り返るという作業を5セットひたすら続けるのである。


「平成25年 11月未勝利」


あぁ、大学のサークルの女の子に人生初めて告白した時だっけ。当時告白の仕方?を知らなくて、突撃インタビューする記者みたいに歩きながら気持ちを伝えたんだよな。


「平成19年 11月からまつ賞」


あぁ、確か中1の冬。当時陸上部に所属して、冬休みの地獄の走り込みの練習メニューを渡されて同期の辞めようかと弱音を吐いたんだよね。

時間が経つと共に、フラッシュバックする思い出のクオリティが下がっていく。頭の中がカラっぽになってゆく。

もういつの時期のなんの賞レースかは覚えていない。ただ最後に見たその馬、


「残り200mで刺すハープスター」


がスっと頭に入ってゆく。
軽快な足運びをするハープスターを真似するかのように、サ室を飛び出す小生。


その時だった。頭の後ろから自動ロウリュで蒸発音が響く。


「レースが始まる。」


それはこれから水風呂とのレースを控える小生への歓喜のファンファーレにきこえた。


(後編 水風呂編へ続く [完])

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