森のスパリゾート 北海道ホテル
ホテル・旅館 - 北海道 帯広市
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【1300km先のサウナを求めて……サ旅北海道編①】
この年末から激動の日々が続き、終わる気配が見えないこの頃。
でもこの日のためにあったかと思うと、許せる。そんな体験であった。
書き記そう。
「トントゥ抽選会」で小生はあえて遠いサウナに申し込む。
あの申し込む時のワクワク、そして抽選結果を見る時のドキドキ。
四半世紀生きて、どこか忘れていた感覚を呼び覚ましてくれる「トントゥ抽選会」は小生にとって特別な儀式なのだ。
前回は300km離れたウェルビー今池、そして今回1300km離れた森のスパリゾート北海道ホテルにお邪魔するのである。
浴室入場。モール泉の独特の香りが小生のワクワクを増長させる。
清めてサウナへ。
ええやん。しっかりした暖かみ。
薄暗くテレビも時計もない落ち着いた空間。
14時開店直後なので人もおらず。さっそく
「モーリュ」を行う。
あれ、蒸発音が出ない……
いつものジュワーって言う音が出ないのだ。
しかし時間差でジリジリと蒸発音が。
そしてゆっくりとサ室がモール泉の香りで支配させていくのだ。
参った。やられたよ。汗ダラダラなのに気持ちよすぎて鳥肌が立つあの現象。
12分で水風呂。
なまか気持ちいい清流水風呂。
鼻から吸って、あえて無呼吸状態を保つ。
この時が1番気持ちよく感じる。
ヘドロを出すかように口からはき出す。同時に襲う脱力感。
水質がいいのか、サウナフェスの湖に入っているような感覚に陥る。
外気浴へ。
違う。東京の空気とぜんぜん違うっ!
凛と澄み透る空気。
日高山脈から十勝平野に吹き込む冷たく鋭利な風。
確かに受け取った。此処森のスパリゾートの露天エリアの小生の元に届いている!
北の大地の風は冷たく気持ちいい。カラダから湧き出る湯気がいつも倍以上だ。
うっすらと体毛が凍る。空を見上げると羽田の曇り空とは一変。一点の曇りもない晴天。
足元にはモール泉が流れ渡り、絶妙なバランスで暖を取れる。
この感動を4セット。徐々に人が増えてきたし、やっぱいいとこなんだなと。
トントゥ抽選会でビビったけど、あのボタン押した自分を褒めたい。いまが幸せだ。
帯広駅で名物サ飯(個人的)を平らげ、さてノープラン。
偶然偶然。あと20分後に富良野行の最終バスがあるではないか。
バスに乗りこみ爆睡。カラダからモール泉の香りがほのかに香る。
ノープランサ旅はこれからも続く。[完]
ようこそ帯広へ!
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