サウナ金融

2019.09.18

2回目の訪問

水曜サ活

【後編︰サウナの聖地と呼ばれる所以とは(サ旅静岡・名古屋編)】


モクモクと湯気が溢れ出す扉を開けていざ薬草サウナへ。


「アツ。」


一般的にサウナ施設で2枚看板のところは


ひとつは高温、もうひとつはミスト系(低温)という感じでユーザーが好みを選べるセッティングになっている。


聖地しきじは違う。


両方ともアツい。
サウナーにとっては天国なのだ。


トビラを丁寧に閉め、まず下段からセット。


薬草のいい香りを深呼吸で取り入れようとするも、鼻の奥が熱でやられる……


最近このギリギリの「駆け引き」を楽しめるようになった。


サウナーとしてまた一歩前進した気分になったその時だった。


「え、普通に顔面熱いんだが」


周りのサウナ紳士もタオル防御している。


小生も追随。薬草サウナのサウナ紳士一行は顔をタオルで隠した。


まるで皆ブラジルのファべーラギャングのように。



「プシュー〜ルルルル、プシュー……」


突如薬草サウナ室に異音が響く。
するとサウナギャング達が一斉に小生を残し、サ室から飛び出してゆく。


「次は何が起こるんだ……」


温度計は60℃を指したままだが、体感的にはもっと熱く感じる。


するとトビラ付近の湯気が先程よりも濃くなっている。


急激にサ室温度が上がる。オリ赤ロウリュのような感じに似ている。


パニックに陥る小生。
何故か上段で両腕をあげる歓喜の舞いを演じ、見事火傷寸前に。


「アツアツアツアツアツアツアツ!」


慌てて上段からトビラに向かうも、トビラ付近が最もアツく、死に物狂いで退散。


我慢していた水風呂の滝をアタマからぶち当てる。


「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙(心の声)」


呼吸が上手くできず、口に紛れ込む水の冷たさを感じを「生」を確認。


振り返る。あのサ室退散→水風呂の時間は、「無」になれた。


仕事もプライベートの悩みをサウナの熱で昇華、水風呂の滝重力で鎮圧されていた。


あぁやっぱり「無」になれるのはいいな。


そんな感想と共に、白モツガーリック丼を味わっていた。


そして高速バスに乗り、普段なら帰京する。だが本日は名古屋方面を目指す。


バス車内でトはトノってしまって爆睡。
(最近時差トトノイ多いです。)


目を覚ますと気付けば名古屋に。
なんとウェルビー栄にてチェックインを済ましていたのだ。[完]

サウナ金融さんのサウナしきじのサ活写真
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